事前の綿密な調査により(笑)、単純にオーブンで鰻を焼くと大変なことになるとわかっている。まず鰻から溶け出た脂がぽとぽとと落ちてバーナーや放熱体に触れれば焦げて大量の煙が出る。換気扇があれば排煙できるかもしれないが、キッチン中数日間は匂いが染み付いてとれないのは必定だし、オーブンの掃除を考えたらそれだけで頭が痛い。
それでけで済めばいいが、下手をすると同じ建物の住人に火事だと通報され、消防や警察のご厄介になることも考えられるし、そうでなくても後で匂いに苦情が出るかもしれない。
だからドイツで鰻を焼くのは、庭付きの一戸建てに住んでいたり、裏庭や最低でもバルコニーがあって外で焼いて煙を支障なく排出できるような環境がないと難しい。
しかしそんなことを言っていては、私は永遠にドイツで鰻の蒲焼/白焼きを食べることはできない。そこでひと工夫!
オーブンで鰻の下に水を張った天板を置き、脂が流れ落ちても水(湯)に落ちて焦げないようにする。またオーブンの上火だけを使って上から焼く。これで脂っぽい鰻も問題なく焼けるという寸法だ。下の写真が、その画像だ。この方法、我ながら素晴らしいアイデアだと思う。
鰻をドイツで一般的なオーブンで焼く |
この方法で焼いてできたのは、鰻の蒲焼と白焼き。蒲焼はご飯の上に載せてうな丼に、白焼きはわさび醤油、塩で食べた。蒲焼は、蒸さずに関西風に仕上げてみたが、歯ごたえがあって美味しい。白焼きはワインとも相性が良く、大人の味わいだ。
今日も自然の恵みに感謝! ごちそうさまでした。
奥が白焼き、手前が蒲焼 |
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