ベルリンを歩く: Flying Fish - トルコ人市場の魚屋スタンド（画像／動画あり〼）

2018年3月15日木曜日

Flying Fish - トルコ人市場の魚屋スタンド（画像／動画あり〼）

　ベルリンには何箇所かに「トルコ人市場」と呼ばれる市場が立つ。トルコ人を中心にした野菜と果物、食材の週市。食材の他に雑貨のスタンドも立つ。値段はとても安い！　時々スーパーマーケットのブランド名のついたパッケージが並んでいるのを見るので、安さの秘密はスーパーの余剰在庫かなと思ったこともあるが、店舗の野菜は及びもつかない新鮮なものも見るので、安さの秘密は未だに不明だ。

　そんなトルコ人市場には、魚屋スタンドも立つ。ここも値段は激安なのだが、鮮度が落ちるわけではない。むしろ鮮度はいいくらい。私もほぼ毎週通っている。中でもU7 KleistparkとU7 Yorckstraßeの間に立つ市場のFlying Fishは、私のお気に入り。

　二週間前のこと、ショーケースにZackenbarsch（ハタ）を見たので、それを所望したところ、店を切り盛りする兄さんが、首を横に振って出してくれない。私は「これハタじゃないの？」と尋ねると、「ハタだよ、でも古いから止めときな」との答え。

　彼は、私が魚をお刺身で食べるのを知っているので、そういう態度をとったのだろう。並べてある商品なので、火を通せば食べられるのだろうが、生で食べるかもしれないお客には売れない。それは私がそのスタンドに毎週通っていて初めて成立した配慮に違いない。信用って、こうやって成立するものかもしれない、と思った。

　そのトルコ人市場は、水曜日と土曜日にCrellestraßeに立つ。Flying Fishは、土曜日にスタンドを開設している。水曜日にもオープンしているかどうか、私は知らない。