フェルメールを観にブラウンシュヴァイクへ行ったときの記録です。前回は、ベルリンからの列車を紹介しましたが、今回はいよいよブラウンシュヴァイクの街とお目当ての美術館を紹介します。
ブラウンシュヴァイク中央駅は、旧市街から少し離れたところにありますので、路面電車で旧市街へ向かいました。たいした距離ではないので歩けないこともありませんが、ドイツ鉄道の切符には、Braunschweig + Cityとなっていて、着いた街の最終目的地までの市内交通が使えるようですのでそれを利用しました。
ちなみに中央駅は戦後に新たに作られたそうで、旧中央駅はもっと旧市街に近いところにあり、行き止まり式の駅だったそうです。昔は今以上に交通の要衝だったのでしょうね。ICEも停車する新中央駅は、今は通過式の駅ですが、戦後に作られたためか駅の周りは何となく殺風景で、再開発が行われていない東ドイツの街のような雰囲気さえします。
中央駅から向かった先は、今回の旅のメインであるHerzog Anton-Ulrich-Museumに来たのですが、何と改修のため休館でした(下の写真)。
ちゃんと調べないのが悪かったのですが、別のところBurg Dankwarderodeに一部が移動展示されていると書かれていましたので、気を取り直してそちらに向かいます。旧市街は狭く歩いて直ぐ。
こちらは市庁舎前の広場です。後ろはその市庁舎(写真下)。
その広場には、シンボルのライオン像があります。こちらはレプリカだそうで、本物はBurg D.に納められています。
そのBurg D.の二階にHerzog Anton-Ulrich-Museumのコレクションの一部が展示されています。お目当てのフェルメールと記念撮影です(写真下)。Burg D.は博物館も、この美術展も空いており、ゆっくりと心置きなく鑑賞することができました。フェルメールと記念撮影なんて日本では考えられない贅沢ですね。
このBurg D.博物館では絵はがきを購入したのですが、窓口の人がフェルメールのホスターもどうかとかなり積極的に勧めてくれましたが、止めておきました。でも随分と商売熱心な博物館ですね。
食事は、女房の希望でRatskellerでとりました。Ratskellerとは市庁舎地下レストランですが、だいたいその地の伝統料理を出してくれます(写真下)。
こういうレストランは、味は悪くないのですが、味付けや量も伝統的です。下の写真は女房の注文した豚肉のステーキですが、すごい量です。
旧市街は、土曜日だったこともあり買い物客で賑わっていました。活気はありますが、中世都市としての往時の面影は一部にしか残っていません。あまり観光向きではありませんね。
最後の写真はHappy Rizzi-Houseです。アメリカ人の芸術家James Rizziの設計だそうですが、ブラウンシュヴァイクの「まことちゃんハウス」とでも呼びましょうか。ドイツも相隣権が強く、景観維持にはうるさい街もありますが、反対は起こらなかったんですかね。グワシ。
帰りは、予定より1本早めて16時発のICEで帰って来ました。ブラウンシュヴァイクは、フランクフルト-ブラウンシュヴァイク-ヴォルフスブルク-ベルリンと続くICEの幹線が通っていますので、特急のICEもかなり停まります。ベルリン中央駅までは1時間20分。在来線経由の急行ICよりも1時間短い所要時間でした。
Berlinerさん
返信削除す、すみません。こちらのブログのネタバレになってしまうような質問をしてしまいました。。。
そうですか、やはりお城の方で観ていらしたんですね。それはそれで貴重な体験で羨ましいです。
今年は日本はフェルメールイヤーと言われています。ベルリンの真珠の首飾りも、デンハーグの真珠の耳飾りも上野にやってきます。
フェルメール好きが集まるFacebookコミュニティでイベントも検討してますので、もし東京にいらっしゃる事があるようであれば、そしてもしご興味があれば是非ご参加ください!