ご挨拶

乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。

2018年2月17日土曜日

Stöckerのムニエル、カレー風味(画像あり〼)

 Stöcker(シュテッカー)とはのこと。日本ではとてもポピュラーなお魚だが、ベルリンで鯵を扱っているお店はそう多くはない。スーパーの魚売り場ではまず見かけない。ぜいごがあって料理しにくいせいだろうか、それとも青背の魚独特の生臭さがドイツ人には嫌われているのだろうか。

Stöcker(鯵)のムニエル、カレー風味

 私が鯵を購入するのは、やはり週末市場に立つトルコ人の魚屋屋台だ。その他にロシア人の魚屋でも扱われているとベルリン在住50年にもなるかというご婦人から聞いたことがあるが、私はまだそこでは買ったことがない。

 ドイツ人には馴染みが薄いようだが、トルコ人はよくこの魚を口にするらしい。ある時、私が鯵を注文しようとして屋台の列に並んでいると私の前に並んでいたトルコ人のムッシュが、そこにあるだけ全部くれと注文していた。「先を越された」と思ったが、幸運なことに店の奥にもう一箱ストックがあり、その日も調達することができた。立て続けに注文するトルコ人、日本人を見て夫婦連れのドイツ人が私に、その魚は美味しいのか、と訊くので、私は大好きですと答えた。それを聞いた旦那さんが、じゃぁ試してみようと注文しようとしていたが、奥さんの方は、あなたどうやって料理するのよ、と乗り気ではなかったようだ。家に帰ってからの料理、皿の上でのぜいごとの葛藤が目に浮かぶようだった。

 さて今回の料理「鯵のムニエル、カレー風味」は、ベルリンのB級グルメである「カリーヴルスト(「カレーソーセージ」という意味)」にインスピレーションを受けたものではなく、女房から教わった料理だ。東京にある彼女の実家では、よく食卓に上る鯵料理だったとのこと。義母が、新聞に載っていたレシピを気に入ってよく作っていたようだ。

 料理法は簡単でムニエルにする時に少しカレー粉を混ぜるだけ。鯵の臭みが取れてとても美味しいし、簡単だ。私は、大きめの鯵を購入して、お刺身にするのには鮮度が今ひとつと思われた時によく作る。


手軽さ:★★
危険度:★
オススメ度:★★★
(★×3を最高とする)




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