魚屋さんでは、Sashimi-Qualität(刺身品質)または Sushi-Qualität(寿司品質)などと並べられていることもあるが、日本人の目でみると、本当に生で食べられるの?、というものも中にはある。そういうのは、色や切られた断片のエッジから自分の目で判断するしかないようだ。魚屋さんに、これ生で食べられる?(Kann man das roh essen?)と尋ねても、ほとんどのケースで「もちろんだよ」との返答。それはどうも、ベルリンではこれ以上の鮮度は期待できない、という程度のことであって、本当に生で食べて当たらないということを保証するものではないようだ。
またお刺身にするには、さくの取り方にも問題がある。鮪を大きな塊(ブロック)で置いてあることもあるが、どれくらい欲しいと頼むとまずコットレットで切ってくれる(つまり背骨に垂直に切られた状態)。これだと筋の関係でうまく刺身にするには難しいこともある。
魚の問題の他にツマの問題もある。ツマ用の野菜として、大根は簡単に手に入るが、その他が難しい。大葉や茗荷となると一般には売られていない。私は、青みにルッコラを使っていたこともあるが、やはりお刺身にはちょっと合わないようだ。あとは胡瓜を飾り切りにするか、長ネギで白髪葱を作るのがせいぜいだろうか。でも、ベルリンなのだからと割り切ってパプリカなんかを添えるのも面白いかもしれない。
今回は、オーソドックスに大根と白髪葱をツマとして使ってみた。お刺身用の鮪は、週市の魚スタンドや、お金に糸目をつけないというなら、Rogacki、KaDeWeで入手出来る。見ればわかるがTunfisch(トゥーンフィッシュ)との名前で並んでおり、お値段はkgあたりで約20ユーロから約50ユーロと幅がある。
お寿司屋さんの中には、切り身を分けてくれるところもあるので尋ねてみるのもいいだろう。それなら、お刺身にもしやすいさく取りだと思われる。私は買ったことがないのだが。
ベルリンで購入した鮪のお刺身のお造り |
手軽さ:★★
危険度:★★
オススメ度:★★★
(★×3を最高とする)
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