とはいうものの、ここまで供用が遅れるとそんな話も現実性を帯びてくる。
私の記憶では、防火設備が安全基準を満たしていないというがケチのつき始めだった。そして供用は遅れに遅れ、現在も基準を満たしているかどうかのチェックと改修が続いている。ドイツの素晴らしく整備された規格が大きな壁となっている。
現在2020年の供用開始を目標に作業が続けられているというが、その期限が守られると思っている者がどれくらいいるのだろうか。作業が長引けば、さらに新しい規格が作られたり、古い規格は改正されたりで再度チェックのやり直しが必要になり、そのうちに電子機器をはじめとして現設備が経年劣化で交換が必要になる(最近、実際にそういうことがあったそうだ:モニターの交換)。そうこうしているうちに航空需要が変化し・・といった具合に永遠に開港はない、というのが私の考えるシナリオ。
それならいっそのこと、問題のあるターミナルを全て壊し、需要の伸びているLCC用に安普請で専用ターミナルを作り上げ、出来上がっている二本の滑走路と駐機場をさっさと供用したほうがよくはないだろうか。
それでは首都空港の威信が保てない? そんな威信は保つ必要もないと思われるが、もし保つとしたら、ベルリンの中心部にシティーエアーターミナルとして鉄道駅を作り、チェックインはそこで済ませ、乗客と手荷物を乗せた「封印列車」を空港の駐機場、飛行機の脇へと直行させる。現代版のボートトレイン! セキュリティーの確保等、解決しなければ問題もあるだろうが、夢のあるユニークな空港システムだとは思わないか。
いずれにしても、新空港は今期も話題を提供してくれそうだ。
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