今回乗り込むのはFS Prins Joachimです(フェリーはMSではなくFSなんですか?)。1万6千トンを越す大型船です。こんな大きな船がわずか2時間もかからない航路に就航しているとは驚きです。ちなみにScandlineのフリートはこのページにデータがあります。
シャトルバスは乗船口までくるとお客を降ろします。乗客が長いタラップを伝って船内に入ると、自動車で乗船した旅客が、カーデッキから客室にのぼって来た頃、もう船は出航です。
船がロストック・フェリー港を出発すると、ヴァルノ川の河口を通って湾口へとそろりそろりと向かいます。湾口の西岸にはヴァルネミュンデという小さな街があり、ここにロストック港の客船ターミナル(写真)があります。それほど長い岸壁ではありませんがクルーズ船が2隻は同時に接岸できます。今回はここへは行けませんでしたが、フェリー港に出入りするフェリーを眺めるのにはもってこいの場所です。
この街は海水浴場にもなっていて長い砂浜が続き、リゾートホテルなどもあります。街には1898年に建てられたという灯台(写真)があり、今はそこにのぼることができるそうです。ヴァルネミュンデ港には船と接続する鉄道線路もあり、以前は鉄道連絡や貨車の輸送も行っていたのかもしれませんが、現在ここからは定期船は出ていません。
こうしてロストック港を後にして船はバルト海に出ました。次回は船内の様子を報告します。(つづく)
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