バルト海を越えてデンマークの岸まで行きました。上陸はしませんでしたが、これって海外旅行でしょうか。今回はその費用を計算してみました。
まず乗車券、乗船券ですが、
ご挨拶
乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。
2010年5月26日水曜日
2010年5月22日土曜日
ふと、海を見たくなるときがある(10)- デンマークの岸で。
カールスバークの酔いが回ってきた頃、もう船はデンマークの岸に近づいていました。免税品販売の終了、もうすぐ到着の船内アナウンスが入ると多くの乗客はカーデッキに降りて下船に備えます。
そして間もなく到着。バルト海を渡って「向こう岸」に着きました。Gedserは、フェリーの港以外は漁村という感じの静かな集落です。港の建物越しにわずかに垣間みられる村の家並は、
2010年5月20日木曜日
ふと、海を見たくなるときがある(9)- デンマークのビールを呑みながら。
座席が少なくゆっくり座っているわけではないとしたら、乗船客は何か他にすることがある、ということになります。1時間30分の船旅に適当なことと言えば、まずは腹ごしらえですね。お昼が近いと言うこともあって出航するとセルフサービスのカフェテリアには人が集まってきました。その他、人が集まっているところをみてみると、
2010年5月17日月曜日
ふと、海を見たくなるときがある(8)- 国際フェリーの客席。
FS Prins Joachimの旅客用のスペースは、二層になっています。最も前方がレストランになっており、上にステーキ/シーフードレストラン、下にセルフサービスの食堂があります。その後ろに食事を取らない人用のスペースがあるのですが・・
2010年5月14日金曜日
ふと、海を見たくなるときがある(7)- デンマークへ向けてロストック港を出航。
今回乗り込むのはFS Prins Joachimです(フェリーはMSではなくFSなんですか?)。1万6千トンを越す大型船です。こんな大きな船がわずか2時間もかからない航路に就航しているとは驚きです。ちなみにScandlineのフリートはこのページにデータがあります。
シャトルバスは乗船口までくるとお客を降ろします。乗客が長いタラップを伝って船内に入ると、自動車で乗船した旅客が、カーデッキから客室にのぼって来た頃、もう船は出航です。
船がロストック・フェリー港を出発すると、ヴァルノ川の河口を通って湾口へとそろりそろりと向かいます。湾口の西岸にはヴァルネミュンデという小さな街があり、ここにロストック港の客船ターミナル(写真)があります。それほど長い岸壁ではありませんがクルーズ船が2隻は同時に接岸できます。今回はここへは行けませんでしたが、フェリー港に出入りするフェリーを眺めるのにはもってこいの場所です。
この街は海水浴場にもなっていて長い砂浜が続き、リゾートホテルなどもあります。街には1898年に建てられたという灯台(写真)があり、今はそこにのぼることができるそうです。ヴァルネミュンデ港には船と接続する鉄道線路もあり、以前は鉄道連絡や貨車の輸送も行っていたのかもしれませんが、現在ここからは定期船は出ていません。
こうしてロストック港を後にして船はバルト海に出ました。次回は船内の様子を報告します。(つづく)
2010年5月13日木曜日
ふと、海を見たくなるときがある(6)- 渡りに船とはこのことか。
ヴァルノ川が見え、RoRo船のターミナルが見えてきたところで右を見ると目指すScandlinesのターミナルが目に入ってきました。駐車しているトラックの前を歩いて白い一階建ての建物まで来るとそこがScandlinesとTT-Lineのチケット売り場であることがわかりました。中に入ると通路を挟んで両フェリー会社のオフィスがあります。Scandlinesのオフィスは、カウンターがあり、GadserとTrelleborgという行き先別にチケットを販売しています。
調べてきたところによると、デンマークのGadserまでは2時間おきにフェリーが出ており、片道の所要は1時間45分。これなら今日中に行って帰って来られます。せっかくたどり着いた港です。港に船となれば乗ってみない手はありません。片道7ユーロ(時価で約840円)、往復で14ユーロと格安です。しかも同じ船で直ぐに帰って来ることもでき、下船しなければ片道の7ユーロだそうです。そういう物好きもそう多くはないでしょうが、この単純往復チケットを購入。次の出航は11時です。チケットを購入すると、その建物の前からバスが出るのでそれに乗って乗船するようにという説明を受けました。空港のランプバスみたいですね。
バスが出るまではまだ時間もありますので待合室、軽食堂を見て資料を物色。今回は乗りませんがTT-Lineの時刻表等ももらってきました。バスはまだかと外に出ると、ベルリンで良く見かける長距離バスが入ってきました。行き先にはコペンハーゲンの表示が見えます。ベルリンから長距離バスでコペンハーゲンに向かうとこのフェリーを利用することになるのですね。
出航20分前、バスが出るようです。列に並んでバスに乗り込みましたが全部で10人もいません。徒歩でやってきてフェリーで対岸にわたるという旅行者はほとんどいないのですね。
そしていよいよバスが船を目指して出発。期待が高まります。(つづく)
そしていよいよバスが船を目指して出発。期待が高まります。(つづく)
2010年5月12日水曜日
ふと、海を見たくなるときがある(6)- 「太陽に吠えろ」のロケ地のような!
ベルリンを出た列車は、約3時間走ってロストック中央駅に到着。そこから港まではロストックの港湾線を行くことになりますが、ヴァルノ川東岸のフェリー埠頭と西岸のクルーズ客船ターミナルがあるヴァルネミュンデに向けて市内列車がそれぞれ接続しています。今回はフェリー埠頭を目指します。そしてもし可能であればフェリーにも乗ってみたいと考えていましたが、さてどうなりましたか。
ロストック中央駅は、春だと言うのに肌寒く先が思いやられます。フェリー埠頭に行くなら終点のRostock Seehafen Nordという駅が最寄り駅なのですが、末端部が工事中なのか、この日はSEVに乗り換えてようやく着きました。
SEVというのは、Schienen-Ersatz-Verkehr、直訳すれば「鉄路代替交通」ということになりますが、簡単に言えば「代行バス」ですね。もちろんバス以外のことも理論的には可能です。馬車とか籠とかがあったら面白いですが、まずそういうことはないようです。また徒歩もなし。Verkehrは、交通と言う意味ですが、運輸でもあり、そういう意味で徒歩はこのカテゴリーには入りません。
その代行バスで着いたSeehafen Nord(海港北)は、駅ではなくただのバスの停留所。フェリー埠頭への行き方すら説明がありません。地図でだいたいの位置関係をおさえてきたのですが、目印になるようなものが全くありません。こうなると感が頼りになりますね。まずは広い通りを北に向かい、突き当たりを左へ。広い通りをとぼとぼと歩いているのは私独り。フェリーに乗ろうとする人はいないのでしょうか。それとも道を間違った? 殺伐とした景色と相俟ってどうしても不安になりますが、しばらくすると行き先表示が見えてきました。Gedser、Trelleborg、Helsinki(ヘルシンキ)は、いずれもバルト海の向こう岸。船に乗らなければ簡単には行けません。どうやら道に迷ったわけではなさそうです。
その向こうには、Siljalineのターミナルも見えますね。これもフェリーの会社ですが、スウェーデンとフィンランドの間の航路が有名です。白夜のバルト海を行く船、考えただけでもゾクゾクしますが、今回はそこまでは行けません。(つづく)
その向こうには、Siljalineのターミナルも見えますね。これもフェリーの会社ですが、スウェーデンとフィンランドの間の航路が有名です。白夜のバルト海を行く船、考えただけでもゾクゾクしますが、今回はそこまでは行けません。(つづく)
2010年5月11日火曜日
ふと、海を見たくなるときがある(5)- いざ出発!
5月9日(日)、海を見たいという衝動に駆られロストックへと向かいました。部屋を出たのは6時前、週末でもあり街はまだ眠っています。最寄り駅からSバーン(市内電車です。山手線とか京浜東北線のような)に乗ると車内には前夜遊んで朝帰りと思われる人が数人、ぐったりとシートに身をゆだねていました。
Berlinerはというと、夜に飲んだコーヒーのせいなのか、知らずに食べた生ニンニクが効いたのか、それとも眼前に広がるであろう海の風景への期待からなのか、前夜一睡もできませんでした。それでいてなぜか元気。全く眠気、だるさを感じません。ちょっと危険かもしれません。
ロストックへ向かう列車は、Berlin Südkreuz駅を6時34分に出発するRegional Express。直訳すると地域急行、JRの区分に置き換えると快速ですね。以前は名前の通りローカルに(主として州内に限って)走っていて州の境近くまでしか運転されず、隣接する州にまで行くのなら、辺鄙な駅で乗り継ぎなんてことがよくあったのですが、最近はドイツ鉄道も大分融通が利くようになって、この列車はベルリンを出るとブランデンブルク州を通り過ぎ、隣接するメクレンブルク・フォアポンメルン州の北のはて、ロストックまで乗り換えなしで運んでくれます。
列車は二階建ての4両編成。一等、二等の等級構成です。座席は全て固定式で動きませんが、ボックス席、進行方向に向いた席、その反対、一人がけの席、自転車を持ち込める席等々、バラエティーに富んでいます。シートはリクライニングこそしませんが、JRの特急列車並みです。
列車はベルリンを出ると松林の中を抜け、時折湖を車窓に見ながらひたすらロストックへと向かって走ります。(つづく)
2010年5月8日土曜日
ふと、海を見たくなるときがある(4)- ダークホースあらわる!
行き先はバルト海、港はロストックとヴァルネミュンデと決めて、さてどのルートで行こうかとドイツ鉄道(DB)の時刻表を見ると、一つ見逃していたことがあったのに気がつきました。それは・・
ベルリンに近い港は、何もドイツ国内ばかりではない、ってこと。もうお分かりですよね。陸続きで隣国と境を接している国にとって、近いかどうかってことは、国境を跨ぐかどうかとは関係ないってこと。とくにEU諸国は、パスポートコントロールすらない国境通過点もありますから。
それで、そのダークホースはというと、ポーランドの北西部の海港都市で、オーデル川の河口に位置するシュチェチン(Szczecin)です。これにはドイツ名もあってシュテッティン(Stettin)といいます。ここも潟湖の奥にありますから、直接外洋に向かっているわけではありませんが、海港都市であることには間違いありません。ちなみにベルリンとは運河とオーデル川で繋がっており、運河の途中には有名なNiederfinow(ニーデーフィノー)の船舶エレベーターがあります。
でも今回は、おとなしくドイツ国内にしておきましょう。シュチェチンからも面白い船、航路があるんですけどね。それはまたいずれ。(つづく)
2010年5月7日金曜日
ふと、海を見たくなるときがある(3)- バルト海の街へ
ベルリンから最も近い海はバルト海。そこを目指そうってことまで決まりましたが、その先は?
候補はリューベック、ヴィスマール、ロストック。バルト海沿岸の都市に目標を絞れば、その他にもいくつか考えられます。キール、グライフスヴァルト、シュトラールズント、サスニッツなんて街もありますね。でも今回はそこまでマニアックになるのはやめましょう。
リューベックは、ハンブルクと並ぶハンザの雄ですが遠いということで落選。リューベックとその外港トラーフェミュンデは、ハンブルよりも東寄り、位置的にベルリンに近いと言っても、行くにはハンブルクでの乗り換えでしょうから、ますます遠いのです。
残りはヴィスマールとロストックということになりますが、ヴィスマールはたしか定期旅客航路はなかったはず。そうなると貨物船ばかりということになりますので、やはりやめておきます。
これで行き先はロストックとそこに隣接するヴァルネミュンデということになりました。ロストックは旧東ドイツ最大の港湾都市でしたが、スウェーデンやデンマークなどバルト海沿岸諸都市への定期旅客航路(フェリー)が多数延びていますので、いろいろな船が見られそうです。ヴァルネミュンデは、ロストックの外港という感じですが客船ターミナルがあり、運が良ければクルーズ船が来航、停泊しているかもしれません。確か飛鳥IIが来たときにはこの港に停泊したのではなかったでしょうか。ベルリンへのエクスカーションも開催されたことでしょう。(つづく)
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ロストック港のウェブはこちらをクリックしてください。船好きにはたまらないウェブカメラもありますので、探してください。⇒ ロストック港
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ロストック港のウェブはこちらをクリックしてください。船好きにはたまらないウェブカメラもありますので、探してください。⇒ ロストック港
2010年5月6日木曜日
ふと、海を見たくなるときがある(2)- いずこの街へ
海を見に行くとして、どこの街に行くべきでしょうね。北海ならブレーメン、ハンブルク、バルト海ならリューベック、ヴィスマール、ロストックと言ったところでしょうか。これらの都市は、皆ハンザ同盟都市ですね。
あまり遠くは行けませんので、ブレーメンとハンブルクがまず候補から落ちます。といっても、ハンブルクはドイツの新幹線ICEが1時間40分でベルリンと結んでいますので、時間的にはかなり近いともいえるんですけどね。
この二つを落としたのには、もう一つ理由があります。それはどちらもかなり海から遠い、ということ。ヨーロッパの海港都市は、海の港とは言ってもかなり川の河口を遡ったところに位置するものがあります。ブレーメンはヴェーザー川、ハンブルクはエルベ川の河口です。
ブレーメンにはまだ行ったことがありませんが、ヴェーザー川はあまり大河ではありませんので海の船は、外港であるブレーマーハーフェン止まりでしょう(ブレーマーハーフェンというのは地名ですが、敢えて訳せば「ブレーメン港」ということになります)。それに比べるとハンブルク港は、かなり海っぽい感じです。横浜の内港、つまり大桟橋にはQM 2が着岸しませんでしたが、ハンブルクには入ってきますよ。でも今回は止めておきます。ふと、海が見たくなって新幹線に乗ってというのはちょっと興ざめで、やはりローカル列車で行けるところくらいにしたいものです。(つづく)
2010年5月5日水曜日
ふと、海を見たくなるときがある(1)- 無い物ねだり
Berlinerは、ベルリンに住み始めて10年以上になります。ベルリンは、日本からの直行便はありませんが、ドイツ最大の都市だけに必要なものはほとんどそろい、不自由はありません。街並は、美しいとか壮麗とかいうわけではありませんが、それなり(?)にきれいですし、私は気に入っています。また、街並よりも美しいのが街の中と周辺の緑。湖水も多く夏は水辺が輝きます。それでも・・
ベルリンで調達できないのがあります。それは海と山。この辺りの地形は、かつて氷河が山をごっそりと削って持って行ってしまったために、とても、非常に、かなり、真っ平らです。そういうのっぺりした地形を眺めていると、ふと山が見たくなる。
しかし山以上に恋しくなるのが海。ヴァンゼー(湖)、ハーフェル湖、ムッゲルゼー(湖)などなど、ベルリンには大小さまざまな湖水や川があり、その景観は美しい(水質のことは別として)。でもこれは海ではない。と思うと余計に海が見たくなる。
川や運河、湖をするすると滑るように航行する船に乗るのは鉄道や自動車の旅にはない快楽があり、私は好きなのですが、ときには海の荒波にもまれてみたい。視界いっぱいに広がる巨大な船体を見てみたい。
無い物ねだりだとはわかっているのですが、それでこの欲求が鎮まるわけではありません。そんなわけで今、海を見に出かけようかと画策中。(つづく)
2010年5月4日火曜日
MS Weihe(1)
(4月28日ベルリン・ミッテ地区にて撮影)
ここはベルリンの中心を流れるシュプレー川の畔です。MS Marylouを探して中心部に行ったときについでに撮影した遊覧船です。5月が近づくと高緯度に位置するベルリンは日が延び、天気もよくなりますので、遊覧船で観光を楽しむのに格好の季節になります。
シュプレー川とフリードリヒシュトラーセ(通り)が交わる地点は、遊覧船乗り場が集中していて、沢山の船が行き交っています。
写真の船MS Weiheは、ベルリン遊覧船の最大手Stern & Kreisの運航する船です。かなり小さめですが、ベルリンの水路を無理なく航行するにはこのくらいの大きさがちょうど良いようですか。このタイプの遊覧船は、ベルリンに限らず周辺の湖でも見かけたことがありますが、東ドイツで造られたものかもしれません。操舵室の窓の配置にその特徴が現れています。
まとまりがあってかわいらしい船です。
2010年5月3日月曜日
ラベル(テーマ)の説明:繋留船
新しいラベル(テーマ)を設定しました。「繋留船」です。
日本で「レストラン船」というとどんなものになりますか。定義すれば「本格的な食事を提供する遊覧船」ということになりますか。ドイツ語にも「レストラン船」に相当するRestaurantschiffという言葉があります。直訳するとまさに「レストラン船」(Restaurantが「レストラン」、Schiffが「船」)ですが、定義がちょっと違います。ドイツ語でこのように言うとそれは遊覧船ではなく繋留されて水に浮かんでおり移動はできない、少なくとも自力ではできない、あるいは移動を考慮していない船のことです。そういう「繋留船」は、古い船を使っている場合も多く、面白いものもあります。
繋留船のその他の用途としてはホテルシップがありますね。その他は劇場とかも。
そんな繋留船を紹介するのがこのテーマの狙いです。ベルリンの氷川丸、QM、QE2はあるでしょうか。探してみます。お楽しみに。
2010年5月2日日曜日
MS Marylou(4)
(4月28日ベルリン・ミッテ地区にて撮影 - 帝国議会(連邦議会議事堂)をバックに。繋留されている場所は旧東ベルリン、議事堂があるのは旧西ベルリンです。ベルリンの壁を間に置いた風景と言うことになりますね。)
サイクリングとクルーズの組み合わせは、日本のクルーズファンにはちょっと意外かもしれませんね。考えられないことはないけど、そんなのあったんだ、そういえばありかもなという印象じゃないでしょうか。例えて言えば、縁日の屋台で昔食べたかったチョコバナナ?みたいなものでしょうか。例えが悪いか?
クルーズを楽しめるくらいの落ち着いた年齢、経済生活を送れるようになると、スポーツとして楽しむ人は別として、サイクリングを楽しむことって希になりませんか。少なくともクルーズとサイクリングを一緒に楽しむってことは思いつかないのではないでしょうか。
しかしそんな組み合わせがドイツではありなんですね。クルーズが、豪華客船の旅としてばかりでなく、豪華ではない普通の旅行アイテムとして受け入れられているということでしょうか。「躍動する大都市ベルリン」を自分の足で体験するのは楽しいかもしれません。私も参加したい! 初日の夜は膝ががくがくと躍動しそうですが。
気になるお値段は、レンタル自転車の料金を含め、一人でキャビンを使う場合は519ユーロ、二人で使うなら一人299ユーロになるそうです。キャビンは4人まで一緒に使えるそうで、その場合は一人当たり149ユーロの追加料金になるそうです。関心のある方はKVS toursに直接ご確認下さい。
このKVS toursのクルーズや船、またどこかで紹介したいと思います。いずれまた。
2010年5月1日土曜日
MS Marylou(3)
(4月28日ベルリン・ミッテ地区にて撮影 - やや後ろから)
昨日はMS Marylouによるベルリン・シティー・クルーズ - 躍動する大都市(3泊4日)のコースを紹介し、ちょっと普通のクルーズとは違っているところがあると書きましたが、どこが「違っている」のかわかりましたか。
それは、船の屋根をよく見るとわかります。自転車が何台も横に寝かせて置いてあるのが見えます。このクルーズは、船で移動するだけのクルーズではなく、サイクリングも同時に楽しむというものなのです。
昨日紹介したパンフレット(ダウンロード可)によれば、初日はシュパンダウからポツダムまでの間で31km、2日目はポツダムとケーペニックの間で16km、3日目はケーペニックとベルリン・ミッテの間で30kmのサイクリングが設定されています。おそらく走りっぱなしではなくどこかで船に乗り換えて目的地に向かうのではないかと思うのですが、通常の都市生活を送っている人には、かなりの距離を走破することになります。
私は高校生の頃、サイクリングが好きでギヤなしの通学用自転車で東京湾を一周したり、房総半島をぐるっと回ってみたりしたことがあるのですが、長い距離を連続して走ると時速15kmが限度でした。それを考えると30kmのサイクリングは2時間から3時間はかかると思われます。途中で休憩を取るのでしょうから、3、4時間はかかるのではないでしょうか。パンフレットには、少し起伏のある地形、森の中の道を走るとあります。提供される自転車は7段のギアが付いているようです。(つづく)
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