ご挨拶

乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。

2013年7月1日月曜日

徒歩旅行 E11 ベルリン - ポツダム(2)

 また日曜日が来た。徒歩旅行二回目。地図を見ながら進むスリル、足を運ばなければ見られない風景、目的地に無事に着いたときの達成感と安堵、心地よい疲労感。これらが徒歩旅行が中毒を引き起こす原因か。徒歩旅行、今夏のマイブームで終わるのかもしれないが、終わるまではとことん楽しみたい。

 ところで「徒歩旅行」といタイトルだが、どうも日本語になじまないような気がする。ドイツ語のWanderung(ヴァンデルング)を訳しているつもりなのだが。トレッキングとは違うが「ハイキング」? どうも私の中ではハイキングとヴァンデルングは別ものという気がしている。どう違うのか、自分でもよく説明できないのだが、当分は「徒歩旅行」と表現したい。

 さて二回目は、前回のグルーネヴァルトトゥルム(塔)からSバーンのNikolassee(ニコラスゼー)駅までの10 km。2013年6月23日に挙行されたものの記録である。今回も写真を掲載して、それに説明を加えることで行程を追ってみたい。


 前回の終点、グルーネヴァルトトゥルムまではバスを使った。天気もよく屋外で飲食できる。ビールを一杯と行きたいところだが、後で辛くなりそうなのでじっと我慢。1444、森の中へ入って行く。



 前回は気がつかなかったのだが、コースにはこういったハイキング、否、ヴァンデルングコースの道しるべがある。地図は欠かせないが、こういう標識を見つけると安心する。ありがたい。


 10分ほど森を歩いて湖の畔に到達。Lieberbuchtという入り江。ボートが停泊し、人は水遊びを楽しんでいた。


 こちらは前回も見た道しるべ。下から三番目のHavelhöhenweg(ハーフェル川沿岸高所道?)がこれからたどる道。


 高所道と言うだけあって、こんな獣道のようなところもあり、枝と葉が道を塞いでいる。夏とはいえ、E11という幹線遊歩道がこんな状態なのか、道に迷っていないかと不安になる。


 写真で見るとそうでもないが、杣道のようになったところもある。それでもすれ違う人もありヴァンデルングコースであることを確認する。ハロー、グーテンターグと声をかけてすれ違う。



 見晴らしの良いところには、休憩用にベンチが置かれていることもある。



 ハーフェルまで0,2 kmという標識を見て道を間違ってしまった。本当は左の細い道へ進むべきところを直進してしまった。


 ハーフェル川まで来てしまってから間違ったことに気づいたが、戻らずに川に沿って進むことにした。またコースに合流するはず。


 今日の出発点だったグルーネヴァルトトゥルムが遥か遠くに見える。


 沿岸を進むとやがて舗装道路のWannseebadwegに出る、1605。ヨットクラブの前を丸石舗装の道が通じているがそこを進んでも行き止まり。Wannseebadwegを少し左へ進むとコースの標識が見える。再び森の中へ。



 しばらく森の中を進むとWannseeの湖水浴場が見えてくる。ここからは舗装された道を通り、やがて終点のニコラスゼー駅に到着。今回は上り下りがかなりあり、かなり疲れた。舗装道路は歩きやすいが疲れた足にはちょっと厳しい。



 1640、Sバーン、ニコラスゼー駅着。私には懐かしい駅。1998年にベルリンに来た時、この駅で降りてユースホステルに数泊泊まった。そう若くもない男が、大きなスーツケースを転がしてユースホステルへ向かうその姿はかなり滑稽な旅行者だったに違いない。



 今回、初めてその存在に気がついたヴァンデルングコースの標識。いろいろなコースが設定されており、複数の標識を同時に見ることも多い。ポツダムまでこのE11をたどる。だんだんとヴァンデルング事情がわかってきた。

 今日は万歩計を持って来た。ニコラスゼー駅に着いた時、その歩数は16216歩となっていた。途中迷って戻ったところがあり、506歩は余分に歩いている。行程を地図にある距離の他に自分の歩数で計ると言うのも面白い。

 この後、SバーンでZoo駅へ寄ってビアガーデンで一杯飲んで家へ戻った。

2013年6月30日日曜日

徒歩旅行 E11 ベルリン - ポツダム(1)

 日本には自然歩道というものがあるがヨーロッパにも似たものがあり、しかも今でも整備が続いている。中には国境を越えて通じているものもある。ドイツ語だとEuropäischer Fernwanderwegというのがそれで、訳せば「ヨーロッパ長距離遊歩道」となる。ベルリンの周辺にはそのE10号線とE11号線が通っている。
 北ヨーロッパの日の長い夏を利用して、ベルリンからポツダムまでE11を伝って歩いてみた。距離にして25 km(vgl. http://www.wander-bahnhoefe-brandenburg.de/wanderAbschnitt_E11_durch_Berlin.php?wh=wn)。山あり谷あり、川あり湖あり、自然あり文化、歴史ありでとても面白い体験だった。写真を中心に三回に分けてレポートしたい。
 第一回はS Bahn Heerstraße(ヘアシュトラーセ)駅からGrunewaldturm(グルーネヴァルトトゥルム)まで。



 まずはHeerstraße駅へ。駅前でバスを降り脇の道Teufelseechausseeを進みTeufelbergを目指す。




 途中から舗装道路を逸れて森の中へ。ハイカーやサイクリングを楽しむ人も多い。



 どうも道を間違ったようで、「そり滑走路」に出てしまった。これを上ると山頂へ近づくが、そこでもまた道を誤り、元の舗装道路(Teufelseechaussee)に出てしまった。気にせずこの道を奥へ進む。行き先はTeufelsee(トイフェルゼー)湖。コンパスが意外と役に立つ。



 Teufelsee湖。暑い日だったためか水遊びをする人も多かった。FKKの方々も。



 分かれ道では迷うことも多いが、それも楽しみの一つ。



 グルーネヴァルトの森。サイクリングロードにもなっているところは、自転車がよく通るのでそれほど寂しくない。



 分かれ道には道しるべがあるときもある。



 雨宿りのできそうな小屋もある。幸いこの日は雨は降らなかったのだが。



 所々に案内のための地図もある。



 もうグルーネヴァルトトゥルムは近いが、急な坂が行く手を阻む、ってほどでもないが、ラストスパート。



 グルーネヴァルトトゥルムに到着。これで10 km。14時にヘアシュトラーセ駅を出発して15時25分にここに到着。今回のコースはトイフェルベルクの登りは結構きつかったが、多くはサイクリングロードをかねた道で、歩くのにそれほどきつくはなかった。それでもちょっとした冒険気分もあり、楽しめる。
 グルーネヴァルトトゥルムにはカフェ/レストランがあり、喉を潤すも良し、空腹を満たすのも良し。


 ちょうどHavelchausseeをクラシックバス(と言うほどは古くはないが)が来たので、S Wannsee駅経由で家路に就く。心地よい疲れ。

 この路線218系統は、こんなクラシックバスが走っている。時刻表を見るといつこのクラシック車両が来るかわかる。以前乗った車両は、今日の車両よりももっと古いタイプ。
 今日のものは、私がベルリンに来た1998年にはまだまだ現役だった。これがクラシックバスなら、私自身も随分とクラシックになったということになる。



 15時50分、Wannsee駅に到着。

 次回のレポートでは、グルーネヴァルトトゥルムとニコラスゼーの間を歩く。

2013年6月27日木曜日

ハンブルク港誕生祭を見学に(5)まだ時間があるのでちょっと遊覧

 Cap San Diegoのデッキから入港してくる船を観察したが、もう入港のピークは過ぎていてしかも逆光でいい写真は撮れなかった。仕方がないのでプールデッキでビールと焼きソーセージで腹を満たして帰途に就くことにした。

プールと言っても水浴びができる程度のサイズ。それでも赤道を越える暑さ凌ぎにはなったのだろう。

 しかし今日はよく歩いた。船から出るともうくるぶしの辺りが痛い。足の裏が辛い感じ。桟橋周辺に接岸する帆船を見て駅に向かった。

各国の練習帆船の他に、クルーズを行う帆船も。ヨーロッパにはこういった中型?帆船によるクルーズも多い。

 ただ何かちょっと物足りない。やはり港巡りをしないで帰るのはではつまらない。地下鉄の駅を向かう途中。遊覧船の案内が出ている。出航は5分後。1時間の遊覧は列車の出発までの時間をつぶすのにもちょうど良い。ここは渡りに船と乗り込むことにした。

 以下は遊覧船から撮影した写真。窓越しなのであまり画質が良くないがお許しいただきたい。




 やはり何と言っても目玉はこれ。前夜に命名式を終えたばかりのEuropa 2。1のデザインを踏襲しているが、時代の流れには逆らえず大型化し、ベランダ付きのキャビンが多くなった分、船としての美しさは低下。



 こちらは客船ターミナル接岸したアイーダクルーズのAIDA luna。


 遊覧船は運河を巡って再びEuropa 2に接近。現Europa (1)は、Die schönste Jacht der Welt(世界で最も美しいヨット)と言って宣伝されていた。それでもヨットと呼ぶには大き過ぎた他が、2はさらに多くなった。


 遊覧船がオイローパ2に最接近。


 船と言うよりはホテルか。



 ブレーメンのビールBecksの宣伝に使われていた帆船?


 Cap San Diegoにも近づく。順光だが曇ってもいて写りが悪い。



 建設中のオペラハウス。完成すればハンブルク港のランドマークになるだろう。




 遊覧船は桟橋に戻ってきました。川船に作られた教会が停泊中。


 この後、疲れきった足を引きずり、地下鉄で中央駅へ。帰りの列車は、行きに乗った編成がSyltから戻って来たもの。食堂車もなく車内販売もなく、ベルリンまでは寝るだけ。それでも心地よい疲れと揺れでベルリンまではあっという間。

 いろいろとあった一日だったが、ハンブルクの港誕生祭を堪能。博物館船は、また訪れたいスポットになった。


2013年6月25日火曜日

ハンブルク港誕生祭を見学に(4)Cap San Diego見学

 港のプロムナードは人で混み合っているし、岸と航路との間にはいろいろな障害物があり船がよく見えない。どこかよく見られるところはないものかとプロムナードを歩きながら探していると、目に入って来たのがこの船、ハンブルク港に繋留されているCap San Diego。
 氷川丸ほどは古くはないが、ハンブルク港の博物館船。このデッキに上がれば航路がよく見渡せるのではないかと判断し入館。

 モデルシップ製作の参考にするためにかなり撮影したのだが、ここに掲載したのはその一部。



 ブリッジ。氷川丸なら神棚があるところだが、この船にはそういったものはない。キリスト教の祭壇もない。



 ハウスは流線型が美しい。戦後の船という印象。



 この船は、貨物を中心とした貨客船だが、もちろんキャビンがある。



 こちらは図書室兼サロン。読書と乗客同士の対話は、この船の現役当時、船旅の最大の娯楽だったのだろう。


 保存船Cap San Diegoと氷川丸の最も大きな違いは、この船が動態保存であると言うこと。エンジンは今も生きていて、船内の電源用にいつも一部が動いている。

 と駆け足になってしまったが、港祭りそっちのけでじっくりと見てしまった。この船、また訪れてみたい。これほど見どころがあるとは思わなかった。次回は、もっと時間をかけてオーディオガイドも聞いてみたい。あと宿泊も! いつになるか分からないが。

2013年5月25日土曜日

ハンブルク港誕生祭を見学に(3)港誕生祭へ

 朝早い列車でベルリンからはるばるハンブルクまで来て、人気のない寂しい通りをすたこら歩いて貨物埠頭までやってきたのに、目的のAstorの内覧は許されず、意気消沈して市街地のウォーターフロントに引き返す。
 くよくよしても始まらないと気を取り直してハンブルク港の旧客船ターミナルへ。横浜で言えば大桟橋のような歴史のあるターミナルだが、現在は港巡りの遊覧船中心の桟橋になっている。趣のある石造りの建物の周りは歩行者天国になっていて祭り見物の人々で賑わっていた。




 そして港には誕生祭に集まった帆船や客船が多数停泊し、さらにひっきりなしに集まってくる。こんなにたくさん一度に集まってエルベ川の河口にできた港が船でつまってしまうのではないかと心配するほど。港のプロムナードを歩いていると、博物館船リックマースの後ろをフェニックスライゼンのMS Artaniaが通り過ぎる。


 プロムナードにいればまだまだ入港してくる客船を観られそうだが、かなりの人ごみなのでどこかゆっくりと船を見物できるところを探しているとこの船が目に入ってきた。これはハンブルク港の保存船MS CAP SAN DIEGO。保存繋留されているのは山下公園の氷川丸と同じだが、実はこの船動態保存。一度訪ねてみたかったのだが機会がなかったのだ。


 次から次へと大型クルーズ船や帆船が入ってくるのに、この保存船に入ろうと言う物好きはそうは多くはない。デッキに上がればここからでも入港してくる船をゆっくり眺められそう。というわけで入館決定!

 消沈した気分がだんだんと浮上をはじめた瞬間。

2013年5月13日月曜日

ハンブルク港誕生祭を見学に(2)Astorの見学に来たのだが・・

 ハンブルク中央駅に10時半に到着。ここまでは順調。ここからSバーンに乗り換えてVeddelという駅へ。線路の向こう側では、港祭りだというのに、海には目を向けず列車に向けられたカメラの放列が。ほどなくHKXの列車が通過。皆さんこれを撮りに来ていたようだ。この列車も一度乗ってみたい。たしかTEEの車両が使われている。

 話をこちらに戻すが、今日この駅に来たのはAstorというクルーズ船の内覧に参加するため。この近くのO'Swaldkaiという岸壁に停泊している。駅からは、その岸壁までは遠くはなさそうだが、何しろ客船ターミナルではなく貨物用の岸壁なのでだだっ広い港湾施設をとぼとぼと歩いて行く道のりは実に不安。整備される前の横浜新港埠頭はこんな感じだったのではないだろうか。刑事物のドラマで、犯人を追いつめるのはこんなシーン。

 駅を出てまずはこんなところを通って港湾地帯に入る。


 監視所のようなところに張り紙がある。この先には港湾博物館があるらしいが、そんなところに行く物好きはそう多くはなさそうだ。


 付近はこんな感じ。石畳の舗装道路と煉瓦作りの現役倉庫。港湾都市ハンブルクを感じさせる風景が広がる。


 そして目的の船が見えてくる。黄色い煙突は元Hapag LloydのColumbus、現Hamburg。その後ろが目的のAstor。



 貨物用の埠頭O'Swaldkaiは、国境地帯になっていてこれ以上の撮影はできない。埠頭に近づき、内覧のための受付に並ぶ。参加するのはやはり高齢の方々が多いが、手続きに手間取っているのか、長い列はなかなか短くならない。やっと私の番になったのだが、ここで哀しい出来事が・・。

 Transoceanクルーズ社からの招待状がメール配信で来たので、それにしたがって内覧に申し込み、身分証明書にパスポートを持ってベルリンからやってきたのだが、受付では私の名前は登録されていないと・・。確かにメールで登録書式を送ったのだが。

 招待状はお持ちではないのか、船のスタッフに知り合いはいますかと受付のスタッフは訊いてくれたが、招待状を持ってくるようにとは指示されていなかったので持って来なかったし、スタッフに知り合いはいない。万事休す。

 楽しみにしていた内覧だったので残念ではあるが、食い下がってもみっともないので潔く諦めることにした。こういうのを縁がなかったと言うのだろう。寂しい道を駅へと引き返すとショックが身にしみるが、仕方がない。帰りの列車まではまだ時間がたっぷりある。港祭りもあるし、他の楽しみを探せばいい、と自分に言い聞かせて歩いていた。

2013年5月12日日曜日

ハンブルク港誕生祭を見学に(1)ハンブルクへICで

 5月11日、ハンブルク港誕生祭(Hafengeburtstag)という港祭りを見にハンブルクを訪問。何度か行ったことのある街だが、観光目的の訪問は実に久しぶり。

 行きは、ベルリン・ズュードクロイツ駅からSylt島Westerland行きのIC2074列車。この列車ドレスデンを早朝に出発し、ベルリン、ハンブルクを経由して東フリースラントのズュルト島までを走る。ドレスデン-ベルリン-ハンブルクというとチェコ、オーストリア、ハンガリーからのECのルートだが、ドイツ国内のICも走っている。たしかチェコ所属の編成でもドレスデンで運転を終了する車両は、ICに区分されている。昨年ベルリン-マルメー-コペンハーゲン-ハンブルク-ベルリンと乗ったときにこれに当たった。

 今回のICは、ICとは言いながらレストラン車もビストロ車もない、1/2等座席車のみの寂しい編成。ベルリン-ハンブルクは車内販売もなくとてもSachlich。純粋な移動のための列車。楽しみと言えば車窓からの景色を楽しむという非常に純粋なもののみ。そろそろ「列車の旅を楽しむ」というと形容矛盾になりそうな気配がしてきた。こういう列車は、かつてはD列車に格付けされていたのだろうが、今やICに出世?、というよりはIC自体のレベルが下がったというべきか。かつての主要ICはほとんどICEに置き換えられ、それから取り残されたICとIRやDが今のICを構成しているので、仕方がないという気もしないでもない。

ベルリン・ズゥードクロイツへ列車が入線
列車はベルリン中央駅を出るとほぼ満席。やはり予約は必須。 それでも今回は通路に人が溢れるというほどの混雑でもなく、救われた。

IC二等車開放室。ほぼ満席。

 ベルリン・シュパンダウ駅を出た列車は、Wittenberge、Ludwigslust、Büchenと停車してハンブルクへ。ハンブルクへは定刻の到着。ここでは電気機関車からディーゼル機関車にバトンタッチ。

ハンブルク駅にて。電気機関車を切り離す作業が行われている。オレンジ色の服を着た作業員の姿が見える。

ハンブルク中央駅。作りが少し変わっている。一つのホームをaとbに分けて同時に二本の列車の発着に使用することもある。

 ハンブルク到着後、Sバーンに乗り換えて目的地へと向かった。