ところで「徒歩旅行」といタイトルだが、どうも日本語になじまないような気がする。ドイツ語のWanderung(ヴァンデルング)を訳しているつもりなのだが。トレッキングとは違うが「ハイキング」? どうも私の中ではハイキングとヴァンデルングは別ものという気がしている。どう違うのか、自分でもよく説明できないのだが、当分は「徒歩旅行」と表現したい。
さて二回目は、前回のグルーネヴァルトトゥルム(塔)からSバーンのNikolassee(ニコラスゼー)駅までの10 km。2013年6月23日に挙行されたものの記録である。今回も写真を掲載して、それに説明を加えることで行程を追ってみたい。
前回の終点、グルーネヴァルトトゥルムまではバスを使った。天気もよく屋外で飲食できる。ビールを一杯と行きたいところだが、後で辛くなりそうなのでじっと我慢。1444、森の中へ入って行く。
前回は気がつかなかったのだが、コースにはこういったハイキング、否、ヴァンデルングコースの道しるべがある。地図は欠かせないが、こういう標識を見つけると安心する。ありがたい。
10分ほど森を歩いて湖の畔に到達。Lieberbuchtという入り江。ボートが停泊し、人は水遊びを楽しんでいた。
こちらは前回も見た道しるべ。下から三番目のHavelhöhenweg(ハーフェル川沿岸高所道?)がこれからたどる道。
高所道と言うだけあって、こんな獣道のようなところもあり、枝と葉が道を塞いでいる。夏とはいえ、E11という幹線遊歩道がこんな状態なのか、道に迷っていないかと不安になる。
写真で見るとそうでもないが、杣道のようになったところもある。それでもすれ違う人もありヴァンデルングコースであることを確認する。ハロー、グーテンターグと声をかけてすれ違う。
見晴らしの良いところには、休憩用にベンチが置かれていることもある。
ハーフェルまで0,2 kmという標識を見て道を間違ってしまった。本当は左の細い道へ進むべきところを直進してしまった。
ハーフェル川まで来てしまってから間違ったことに気づいたが、戻らずに川に沿って進むことにした。またコースに合流するはず。
今日の出発点だったグルーネヴァルトトゥルムが遥か遠くに見える。
沿岸を進むとやがて舗装道路のWannseebadwegに出る、1605。ヨットクラブの前を丸石舗装の道が通じているがそこを進んでも行き止まり。Wannseebadwegを少し左へ進むとコースの標識が見える。再び森の中へ。
しばらく森の中を進むとWannseeの湖水浴場が見えてくる。ここからは舗装された道を通り、やがて終点のニコラスゼー駅に到着。今回は上り下りがかなりあり、かなり疲れた。舗装道路は歩きやすいが疲れた足にはちょっと厳しい。
1640、Sバーン、ニコラスゼー駅着。私には懐かしい駅。1998年にベルリンに来た時、この駅で降りてユースホステルに数泊泊まった。そう若くもない男が、大きなスーツケースを転がしてユースホステルへ向かうその姿はかなり滑稽な旅行者だったに違いない。
今回、初めてその存在に気がついたヴァンデルングコースの標識。いろいろなコースが設定されており、複数の標識を同時に見ることも多い。ポツダムまでこのE11をたどる。だんだんとヴァンデルング事情がわかってきた。
今日は万歩計を持って来た。ニコラスゼー駅に着いた時、その歩数は16216歩となっていた。途中迷って戻ったところがあり、506歩は余分に歩いている。行程を地図にある距離の他に自分の歩数で計ると言うのも面白い。
この後、SバーンでZoo駅へ寄ってビアガーデンで一杯飲んで家へ戻った。
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