ご挨拶

乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。

2010年4月28日水曜日

MS Charlottenhof(1)

MS Charlottenhof(ポツダム港にて4月17日撮影)

この船は、ポツダム白船団に所属する遊覧船MS Charlottenhof。手元の資料では、大きさや進水の年、沿革等はわからないのですが、東ドイツ時代に造られたものと見てほぼ間違いないでしょう。

その判断の根拠は、船腹の側面の波状の凹凸です。これは、東ドイツに限らず、社会主義国の交通機関によく見られたデザインで、中国やロシアの鉄道車両によくこのデザインが見られます。単なるデザインなのか、それとも比較的薄い鉄の薄板を歪みなく仕上げるための工夫なのか、強度上どうしても必要なのか、その辺りの深い事情は分かりませんが、ベルリンだと、地下鉄車両にこのタイプのデザインが残っています。

ドイツで見る遊覧船の船内は、日本と同様に進行方向に向かって垂直にテーブルが並べられているという配置が一般的ですが、この船の船内は改装されていて外に向かって着席できるようにテーブルが配置されているようです。といっても暖かい季節ならサンデッキの方がずっと気持ち良さそうですが。

Charlottenhof(シャルロッテンホーフ)は、ポツダムのサンスーシ公園内にある宮殿の名前です。この船の名前もそこからとったものでしょう。

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