ご挨拶

乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。

2011年8月27日土曜日

Heidelbeere(ブルーベリー)を使ったシンプルなケーキ

夏のドイツは、ベリー類が豊富です。ストローベリー、ブラックベリー、ラズベリー、そしてブルーベリー。苺以外のベリーは、日本ではなかなか手に入りませんが、ベルリンでなら入手できます。夏のケーキ作りでこれを使わない手はない。ちょうど友人にもらったブルーベリーがありましたので、これをネタに作ることにしました。
でもベリーを使ったケーキのレシピはどれも手が込んでいて私の技術ではおいそれとはできないものばかり。それでもやっとレシピを見つけました。
パンケーキの生地を練って型に広げ、その上からブルーベリーを埋め込んで焼き、上からデコレーションに粉砂糖をまぶすという至ってシンプルなもの。できは下の写真をご覧あれ!


味はというとブルーベリーの自然な酸味が口に心地よく広がって美味。ドイツの自然の恵みをシンプルに味わえます。

2011年8月23日火曜日

全日空、ベルリン直行便開設成らず

2011年8月23日のアサヒコムの記事によると、全日空が受領するボーイング787国際線への投入は、ヨーロッパへはまず来年1月の羽田-フランクフルトとなるとのこと。成田-フランクフルトの補完ということですね。運航コストの低い新中型機の投入で、ベルリン線が開設されるのではないかと願っていたのですが、まだ実現しないと言うことか。
といっても、ベルリンの受け皿である新空港、ベルリン・ブランデンブルク国際空港(BBI)は来年にならないとできないので、今年はまだというのなら納得。やはり飛行機と空港、両方そろってないと新航路の開設は、機未だ来たらず、ということになってしまいますね。来年を、そして全日空以外への787型機納入を待つことにしましょうか。

2011年8月2日火曜日

白パン

昔見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」の一場面。フランクフルトに出てきたいなかっぺぇのハイジが、クララの家で出された白パンを田舎のおばあさんにもって帰りたいと言って余分にもらうというシーン。
日本で食パンと言えば白いに決まっている時代の人間には、その白パンの有り難さなんて理解できませんでした。大人になって、ちょっとしゃれた店やパン屋で白くない普通のパンが売り出されると、そっちの方が給食で出てきたような白い食パンよりはずっと美味いし、値段もお高かったりして、ますます白パンの有り難さから遠ざってしまいました。
そして20世紀の末にベルリンに住み始めて、ドイツの黒いパンに囲まれ、白パンに郷愁を覚えたかと言うと、覚える前にドイツの色の濃いライ麦パンの味に慣れ、そっちの方が美味いと感じて、白パンの有り難みはやっぱりわかりませんでした。

白パンが希少でそれに憧れるというのは、田舎の食生活と都会のそれへの価値判断があって初めて成立する「偏見」! そして「ハイジ」と言う物語には、食生活に限らず、そんな偏見を意識にのぼせて、その偏見を克服するという要素がありますよね。白パンなんて・・。

しかし今回焼いた白パン・・・・・・・・・・・美味かった。

小麦550番を400グラムとライ麦100グラムに牛乳と水を入れて生地を作りました。一次発酵30分、型に入れて二次発酵15分、焼き時間で40分で出来上がり。焼き立てにはやはりバターがよく合う。



ハイジ! オメェの白パン食いてぇっていう気もつ、わかったずらぁ(どこの方言だ、いったい?)。ハイジは、スイスの出身なので、フランクフルトに出てきた娘はひどくなまったドイツ語を話していたはず。アニメーションでもハイジの言葉を方言で収録したら面白いと思うのですが。ちなみにドイツのテレビでスイス人がドイツ語をしゃべると、字幕がつきます。