ご挨拶

乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。

2011年12月27日火曜日

美貌の観光ガイド、カール

美貌の観光ガイド、カールのことをご存知の方、いますか。彼は日独のハーフで、1990年代のベルリンの壁崩壊直後に活躍していました。主に個人の旅行のアテンドをしていたようで、ときには約束をすっぽかしたり、レンタカーを借りると言っては自分の乗りたい車、案内期間外まで借りてちゃっかり私用するといった抜け目ないところがありました。

それでもお客の要望によく応え、お望みとあれば観光客が行かないような裏町にまで案内してくれていたようです。

当時は、学生の身分でベルリン工科大学に籍を置いていたようですが、後に芸術大学に移った可能性もあり、自称芸術家でもあったそうです。

と言っても、彼は実在の人物ではなく、桐野夏生の小説の登場人物。私の読んだ限りでは『顔に降りかかる雨』と短編集『ジオラマ』に登場しています。

1990年代前半と言えば、壁が崩壊し、東西ドイツ統合後の混乱期。通常の観光とは違った目的の「観光」や取材で訪れる個人旅行の日本人も多く、そういった特殊ニーズの個人に対して、根無し草的な人間にしか知らないようなベルリンを案内し、体系化されていない報酬を稼いでいたカールのような「観光ガイド」もいたことでしょう。桐野氏もベルリンを取材に来て、そんな観光ガイドに会ったのでしょうか。

どなたか、そんなカールをご存知ではないですか。

『顔に降りかかる雨』によれば、Bregenzer Straßeに住んでいたということです。この通りは、ベルリンのWilmersdorf区に実在します。




この通りからは、西ベルリン一番の繁華街だったクーダム通りも近く、カールのような学生が住むにはちょっと家賃が高かったのではないかと感じさせる場所。彼のバイトは、それほどぼろい儲けだったのか。あるいはだれかとシェアして住んでいたのかも。

2011年12月23日金曜日

ベルリン - アブダビ - 東京

ベルリンを拠点とするAir Berlinと、アラブ首長国連邦の首都アブダビを拠点とするエティハド航空の提携が発表されました。アラブ首長国連邦というとドバイのエミレーツ航空がおなじみですが、新興のエティハド航空も同国にあって急成長を続けている航空会社。日本にも乗り入れています。

私は以前、日本への一時帰国に何度かエミレーツ航空を使ったことがありましたが、ベルリンにはまだ乗り入れていないため、Fly & Railを使ってハンブルク、デュッセルドルフ、ミュンヘンまで行き、そこからドバイを経由して関空、そしてそこでJALに乗り換えて羽田へとたどり着きました。エミレーツ航空のサービスは秀逸だったのですが、やはり鉄道での移動が必要というのがネック。ドイツの空港を飛び立ってから羽田に着くまで20時間以上を要します。

今回のAir Berlinとエティハド航空の提携で、空路のみによるベルリン発、アブダビ経由、東京行きなんて実現するのでしょうか。2012年1月15日以降、Air Berlinは週4便をアブダビに飛ばすそうですから来年に期待しましょう。

詳しい情報は、提携に関するAir Berlinの発表で確認して下さい。

2011年12月21日水曜日

タクシー!

タクシーの話題。

ベルリンは、電車、地下鉄、路面電車、バスと公共交通機関がよく発達しており、自動車を持たない私もほとんどの場合、定期券さえあればどこに行くのにも用が足りる。深夜も夜間運行する地下鉄や路面電車はあるし、そうでない主要路線には深夜バスが代行するので夜中でもタクシーに乗ることは滅多にない。

とは言え、全くタクシーを使わないわけではない。例えば空港への往復。重い荷物を両手に抱えるような一時帰国のときはどうしてもタクシーのお世話になる。

そのタクシーだが、空港から自宅に帰るのに使おうと思うと、飛行機がテーゲル空港に着陸する前から憂鬱になる。理由は我が家が空港から近過ぎるから。料金が安くて結構だと思われるかもしれないが、これが実は憂鬱の原因。

タクシーに乗って自分のアパートの所在地を言ったときのタクシー運転手の嘆きと言ったら・・。近すぎることに露骨に嫌な顔をして、ため息を吐くドライバー。俺が手招きしたのはお前じゃないのに・・などとやり場のない落胆を吐露する者もいた。成田を午前中に発つとベルリン・テーゲル空港には、一日の最後の時間帯に着くことが多い。一日の最後にロングを願っていた運転手の気持ちはわからないではない。

タクシーが空港に乗り入れるのには特別の許可が必要なのだそうだが、許可を得たドライバーが多すぎるのか、空港は客待ちのタクシーで渋滞ができるほど。したがってお客を乗せるまでにドライバーが待つ時間も相当長い。長〜く待った末に短い距離では割に合わない。

しかしそれはドライバーの事情であって、お客の都合ではないから、短い距離だからと言って遠慮する必要はないのだが、長旅、時差ぼけの家路をようやくベルリンに戻ってきたときのご挨拶としてはいただけない。滅多に乗らないタクシーなんだから、笑顔で迎えて欲しいもの。笑顔でなくてもいいから、お客を不快にするような態度だけはとって欲しくない。

嫌な思いを避ける対策はいくつか考えられる。例えば、行き先を予め言ってそれでも良いかと了解をとる。これは以前やってみたが、うまくいかない。近過ぎる目的地を聞いたとたん、乗車拒否。それなら後ろの車に・・と試みようとすると、それもまかりならんとあっちへ行けと追い払われる始末。私が後ろに並ぶ車に乗ったとなると、前の車が乗車拒否したということが明らかになってしまうので、前の車のドライバーをこれをいやがるのだろう。

では予め、例えばトランクを積んでもらったときにチップを渡しておくというのはどうか。これなら近すぎる目的地を告げても不機嫌な顔をされなくて済みそうだが、どうもドライバーの機嫌を取っているような感じがするので、実行する気になれない。

ならばどうする?

私は、通常のタクシー乗り場でなく、空港正面玄関のバスの停留所脇に停まっているタクシーを使うことにしている。ここのタクシーは、近くの目的地を告げても嫌な顔をしない。

その理由は、その場所が正式なタクシー乗り場でないから。ここにいるタクシーは、空港へお客を運んで来たタクシーで、お客を降ろせばさっさと空港から出て行かなければならない車。本来は空港でお客を拾ってはいけないのだろう。だから行き先がどんなに近いところでもお客を拾えれば、それはそれでラッキーなのだ。ときどき律儀に、ここではお客を拾えないのだ、と言ってさっさと出て行く車もあるが、ほとんどの車は乗せてくれる。

正規のタクシー乗り場で客待ちをしているドライバーには申し訳ないが、私はいつもこの方法を使うことにしている。

2011年12月4日日曜日

ワイン山通り(Weinbergsweg)

「ベルリンはワイン生産の北限を越えている」とは、なぜベルリンの地酒ワインがないかを説明するときに使う口上だが、その北限がどこにあるのかは極めて曖昧である。ベルリンだってブドウを作付けして実らないことはない。ポツダムのサンスーシ宮殿のテラスにはブドウが植えられているのをご存知の方もいるはず。

だから、やや正確に言うならば「商業的生産の北限を越えている」と言えば良いのだろうか。つまりワイン(ブドウ)を栽培したときの収量や品質によって、それを売っても儲けにならないとなると、その北限を越えている、ということになる。しかしこれとても時代によって変わってくるものであり曖昧さは免れない。

交通機関が整備されていなかった時代は、うまくもないワインが少量しかできなかったとしても、外からの輸送費用を考えれば十分に採算の取れた場合もある。そういうところはだいたい鉄道の開通とともに地元のブドウ栽培、ワイン醸造業が衰退、消滅している。一方、それとは逆に観光業が盛んになってくると、うまくなくてもその土地の味を味わいたいという需要も出てきて、いったん衰えたブドウ栽培、醸造業が復活したところもある。

外から入ってくるワインの品質と値段に負けて、こんなところでワインを作っても明日は知れたものだと撤退したにもかかわらず、観光業が昔からの伝統としてワイン文化があったなどと吹聴するのはけしからん話だが、数年前にザクセン地方を旅したときには、いったん衰えたという事実を伝えた上で、外から訪れる観光客のためにワイン産業が復活した、と地元ワインを出すレストランに説明があったのには感心した。好ましく思い、うまいとは言えないワインを味わってみようかという気にもなったものだ。

さてベルリンでも、かつてワイン栽培が行われていたかどうか。頑固な農家が、まずくても売れなくても自家消費用に細々と作っているという話はまだ聞いたことがないが、街の地名にはいくらかブドウ栽培の痕跡を留めている。

ドイツ語でワイン/ブドウを意味するのはWeinという言葉。ワイン山ならWeinbergだが、それが付いた地名は、ほとんどなくなってしまったが皆無ではない。ベルリンのミッテ地区(「ミッテ」とは中央だから、ベルリン中央区ということか)に、Weinbergsweg、直訳すれば「ワイン山通り」という通りが残っている。




「通り」を意味する単語にはWegの他にStraßeという言葉もあり、こちらは英語にすればstreetだから、街の中の通りをイメージさせる。wegはどうだろうか。私には細いあぜ道のよなものを連想させるが、確かではない。

手元に『ベルリン街路名事典(Lexikon der Berliner Straße)』という本があるが、それによればこの通りは、1845年にはその名前があり、そこにあったワイン山に因んでいるとのこと。

今では街中の最も繁華な地域に属するようになってしまったが、当時はここも葡萄畑が広がる丘陵地帯だったようだ。下の二枚の写真は、地下鉄駅もあるRosenthaler Platz(ローゼンタール広場)の交差点から見たもの。





写真は、一番低い交差点から北北東方向を向いて撮影したものだが、奥に行くに従って上り坂になっているのがわかる。当時は丘陵の南側斜面で、ブドウ栽培に適さないベルリンとは言え、その中では最も日当りの良い場所だったのだろう。

次の二枚の写真は、坂を上がって広場方向を見下ろして撮影したもの。





 山と言っても、傾斜はこの程度でそれほどの急斜面ではなかったようだが、当時はベルリンの街を見下ろせる見晴らしの良い土地だったのだろう。ここで乏しい陽光を最大限に利用してワインを栽培していたのなら、その健気さが愛おしくも思えてくる。

2011年11月20日日曜日

Eberswalder Straße駅前でオールドタイマーに遭遇

今日は、どんよりと低い雲が立ちこめる典型的な北ヨーロッパの冬の空。こういう日は、家の中に籠っていると余計に気が滅入ってきますので、厚着をして外に出かけました。久しぶりに街の中を歩いてみようかと。

SバーンのOranienburager Straßeで降りて、ダンスホールをのぞき、Hackescher Höfeで迷い、地下鉄のWeinmeister Straßeの駅の脇を通ってRosenthalerstraße、Rosenthaler Platz、Weinbergsweg、Kastanienalleeをぶらついて、地下鉄のEberswalder Straße駅まで。

ベルリンで一番にぎやかな通り、若い観光客が集まる人気の界隈。この辺りは混沌とした秩序があって面白い。ちょっと観光地化され過ぎたかなという嫌いはあるものの、まだまだベルリンの魅力を失っていません。

そんな流行の界隈を歩いていると、Eberswalder Straße駅前の交差点で、古風な路面電車の車両に遭遇。


どうも、新しいものよりも古いものに目が行ってしまうんですよね。といっても古い車両を整備して特別に走らせているのだから、こういうのも新しきベルリンの1シーンと言えるのかな。

この車両は、連結なしの一両きりでの運行でしたが、貸し切りによる特別運行のようでした。とっさにカメラを構えましたので、あまりいい写真とは言えませんが、こんなかわいらしい路面電車が走っていました。

2011年11月19日土曜日

郵便物税関(Postzollamt)

今週の木曜日、久しぶりに税関を訪問するはめになった。といっても怪しげなものや密輸をやらかしたというわけではない。日本からパンフレットを取り寄せたところ、それが「商品見本」と表示されていたために、お役所の方で、なんだなんだ、ということになったらしい。

私が呼び出された、郵便物の税関は、Kufsteiner Straße 71-79, 10825 Berlinにある。最寄り駅はSバーンのInnsbruger Platzなのだが、ここから行くには人通りのない道を通らねばならず、暗くなってからは気味が悪いのでお勧めできない。私が行ったときも、前を歩いていたムスリムの女性が、後ろから近づいてくる私の足音におびえたのか、初めは早足に、そして走るように逃げて行った。実はこちらも逃げ出したいくらい人気がなく、気味が悪い通り。お願い、逃げないでと引き止めたいくらいだった。行くならInnsbruger Platzではなく、地下鉄のU4 Rathhaus Schönebergからアクセスした方が良かったようだ。

ここを訪れたのは、12年間ベルリンに住んで2度目。前回はもう10年以上も前のことで、訪れたのも日中だった。前回は場所さえ見つければ難なく荷物を受け取ることができたのだが、今回は前回と違ってまず申し込み窓口に通され、受付に並んで来意を告げ、受け取る郵便の内容物を申告しなければならない。私が到着したとき既に20人近くが列をなしており、申告を終えて呼び出しを待つ人が部屋一杯、40人くらいはいただろうか。列はいっこうに進まず、イライラし出すが、それが我慢できないなら、ドイツ暮らしは止めた方がいい。で、私の場合、止めるわけにいかないので、もうイライラをコントロールする術が身についてしまったようだ。

日本人としてドイツに暮らしていると、接する人のタイプが偏ってくる。イライラを抑え込んでしまうと、こういういろいろなタイプの人が集まる場所は、観察するには結構楽しかったりする。老若男女、善男善女?が集まる。若い女の子もいて、結構美人もいるなぁ、なんて見ていると無駄に過ごす時間も無駄に思えなくなってくる。

受付が済むまで30分、それが終わって呼び出されるまでに30分ほど待っただろうか。呼び出されて隣室の扉から入り、指定のカウンターに行くと、税官吏が郵便物の中身を調べるのだが、私の向かったカウンター4の担当官はかなりハイテンションな女性。終業時刻が近づいているので、疲れと目前に迫ったゴールで気分が高揚しているのだろうか。

日本からの荷物?、中身は何かな?・・と自分がプレゼントをもらうかのごとく楽しげ。封筒を開けますよ、傷つけないようにやりますからね・・、と楽しい作業は続く。中身を出して、あ〜、申告通りパンフレットね。残念だけど、(課税する)価値はなさそうね。日本語は読めないけどさ。はい、どうぞ、と無事に荷物を受け取ることができた。

むすっとされるよりこういう対応の方がいいけど、最後の「残念だけど」ってのは傑作。

2011年11月14日月曜日

ベルリンダンス事情 - Clärchens Ballhaus

ベルリンほど、気軽にダンスを楽しめる街はそうはない、と私は思っています。タンゴ、サルサ、ディスコなど様々なダンスの場所、機会があり、しかも安くて、夜でも比較的安全。

中でも社交ダンスを中心に毎日いろいろな企画のあるClärchens Ballhaus(クレールヒェンス・バルハウス)は、その象徴のような存在で、ドイツ国内でも、日本を含めた諸外国でもベルリンのナイトライフとして紹介されているらしい。食事をしたり呑みながら気軽にダンスを楽しめるダンスホール。

ダンスが好きな人にとってはこれほど良い場所は滅多にない、と思っていたのですが、最近はちょっと事情が変わってきました。ホールが有名になって世界各地から訪問者があるのはいいことなのですが、だんだんと踊る気のない観光客が増えてきました。踊る阿呆になるか見る阿呆になるかは、人それぞれで結構なのですが、踊りに行く者にとってはちょっと困った事態になることも・・。

観光客に席を予約されてしまうと踊りに来る方は、どこにも席がなくて、踊るだけ踊って、立ったまま呑んで帰る、ということになってしまいます。つまりダンスホールだというのに、席が踊らない人のために確保されている、というわけ。

昨日は日曜日で、午後からフリーのダンスパーティーがありました。以前は、席を予約せずに行っても座るところはありましたし、何度か行くとダンスをする者同士で顔身に知りになり、いろいろな人を誘って自由に踊れたのですが、今は観光客らしき人が席を埋めていて、顔見知りは一緒に来たパートナーと踊るだけ。休憩するテーブルがないので、自由にお誘いするって雰囲気じゃない。踊るだけの人と飲み食いするだけの人。ダンスフロアとテーブルが別々になってしまったようで、「ダンスホール」を期待して集う者には悲しい状況です。

経営者は、どう思っているのでしょうね。予約も入っているから経営的にはいいのでしょうか。踊りに来る人は、踊っている間は、飲み食いしないからホールの収入は貢献しないわけで、席について絶えず飲み食いしているお客さんのおかずになっていればいいのかな。

有名になり過ぎたこのホール、少し寂れることを願っている踊る阿呆は、私だけではないかもしれません。

2011年11月5日土曜日

スイートポテト

サツマイモのことを甘藷と言いますが、この言葉、どこから来ているんでしょうね。英語はSweet Potato(甘いポテト)だし、ドイツ語だとSüßkartoffel(甘い馬鈴薯)。オランダ語やポルトガル語、スペイン語でも「甘い芋」と表現されるのでしょうか。
しかし日本語で「甘藷」と言わず、「スイートポテト」というとサツマイモを使った甘い焼き菓子になってしまいます。

といった概念を弄ぶのはいい加減にして本題に。

今日はサツマイモが残っていたので、スイートポテトを作ってみました。ドイツだと普通のスーパーでは、サツマイモはあまりお目にかかりませんが、アジアショップやトルコ人の八百屋にならよくおいてあります。ただし日本のものと違ってあまり甘くない。日本のサツマイモのような色をした芋は、切ってみると中まで赤かったりするのでびっくり。その他、形はサツマイモでも色はジャガイモみたいなものもありますが、こちらもあまり甘くない。

そういった点を加味して、砂糖を多めに投入し、何とかそれらしいものができました。フォイルから出して皿に載せてみると、フォイルに接していた底の方は、こんがり焼き色がついていました。

味はまずまず。形はちょっと改善の余地がありますね。

2011年10月30日日曜日

ミュージアムU(1) - U Sophie-Charlotte-Platz(ゾフィー・シャルロッテ広場駅)

この駅のホームには、地下鉄が建設されたときに描かれたと思われる完成予想図が展示されています。ということは、100年以上も前の作品? 本物でしょうか、レプリカでしょうか。見たところオリジナルのような感じですが。
駅自体も出入口がちょっと増えたくらいで、構造的には竣工時とあまり変わっていないようです。そして壁や柱と言った素材も当時のまま。東京の地下鉄は、古い路線もどんどん改修されて、きれいな新素材をつかってまるで舞台のセットのようですが、ベルリンの地下鉄は、改修する場合も昔と同じような素材が使われるようですね。質感に圧倒されます。

さて作品を見ていきましょう。

作品1:Nollendorfplatz
現在はこの駅にはドームがなく、骨組みだけが再建されました。いつか現在の姿も紹介します。


作品2:Gleisdreieck
おそらくGleisdreieck駅でしょう。ここの部分は地下鉄が地上に出て高架鉄道になっています。Gleisdreieckは「線路三角」という意味ですが、昔はインターチェンジのように立体交差とランプが組み合わさって三角形になっていたようです。



作品3:Hallesches Tor??
この駅は、??です。Hallesches Torだと思いますが、断定できません。
昔は地下鉄でも腕木信号機が使われていたようですね。



作品4:??
これもどの駅と確定できませんが、入口の感じでどこかわかるかもしれません。今度探しに行って来ます。



作品5: ??
どこでしょうか。入口が特徴的です。下を路面電車が走っていますので、Eberswalder Straßeでしょうか。



作品6:??
どこでしょうか? 見たことあるような・・。


作品7:車内
ベンチは木製のようですから三等車でしょうか。乗降口と座席の間には仕切板があって車内は落ち着きがあります。



作品8:Warschauer Straße?
当時はWarschauer Brückeと言ったそうですが。



作品9:路線図
タイトルにはHoch- und Untergrundbahnと書かれています。つまり高架及び地下鉄道ということですね。ここに描かれている路線がベルリン最古の路線です。



館内1:
柱には装飾が施されています。

館内2:
その柱の柱頭部分です。古典建築の影響でしょうか。まさに鉄の殿堂。


作品9の一部:料金表
赤字は早朝料金でしょうか。時差通勤にご協力を、という感じかな。
等級は三等と二等があります。一等車と言うのは、かなり特別なのか、当時は地下鉄には設定されていなかったようですね。



作品10:Wittenbergplatz
この特徴的な建物はこの駅をおいて他にありません。高級デパートKaDeWeの最寄り駅です。



作品11:入口
どこの駅でしょうか? Theodor Heus Platzにこんな入口があったような?

作品12:入口
Zoologischer Gartenと書いてありますが、こんな入口あったかな?
この装飾は、アールデコの影響でしょうか。



作品13:列車入線
これはこのSophie-Charlotte-Platz駅だと思われますが、柱の感じはちょっと違いますね。
その次の写真は、この駅の現在のようです。比べてみて下さい。




作品14:改札口
今のベルリンの地下鉄には改札はなく、ときどき車内検札が回ってきて、切符を持っていない人は懲罰的料金を徴収されるようになっていますが、当時は改札もあったのでしょうか。



作品15:Wittenbergplatz?
天井や柱が凝った造りですね。


作品16:Stadion
これは今のOlympia-Stadionのようですね。当時はオリンピック以前ですから、Olympiaとはいわなかったのですね。



 一部割愛しましたが、作品群を紹介しました。現在の姿とこれらの作品を並べると面白いかもしれませんね。いつか、そういう視点からも紹介します。

新コーナー:ミュージアムU

ドイツ語で地下鉄のことをU-Bahnと言います。

ベルリンの地下鉄の駅の中には、構内に絵や写真などが飾られていて、美術館や博物館のようになっているところがあります。そんな展示を紹介するのがこのコーナー。

駅も古くて、昔のままの姿を留めているところもありますので、駅自体が博物館的な価値を持つところもあります。そんな場合は、展示品だけでなく、箱自体も紹介していきます。

2011年10月19日水曜日

ベルリンからアメリカ西海岸ロサンゼルスへ

Air Berlinのプレスリリース(2011年10月18日)によると来年の5月からベルリンからロサンゼルスへの直行便が開設されるとのこと。これまでもニューヨークをはじめアメリカ東海岸へは直行航路が開設されていましたが(ルフトハンザのワシントン線は長続きしなかった)、西海岸へは初めて。来年5月と言えば新空港開港(新装オープン)まであと一月、ベルリンもヨーロッパのローカルハブではなく、インターコンチネンタルなグローバルハブへのステップを一歩登ったという感じになるのでしょうか。
使用される機材はまだ発表になっていませんが同社のA330あたりになるのでしょうね。北米への航路は充実してきましたので、次は東アジア航路の充実に期待したいところです。

2011年10月16日日曜日

ベルリンからではないが、デュッセルドルフから東京へ直行便

10月14日付のルフトハンザのプレスリリースによると来年夏のスケジュールでデュッセルドルフ-東京(成田)が開設されるとのことです。機材はA 340-300。
ルフトハンザと言えば、A380やBoeing 747-8といった大型機の確保を続けていますので、ハブ-スポークの路線システムを継続しているようですが、一方でこれまで国際的なハブではなかった空港からの直行便を開設する動きもあるようですね。デュッセルドルフは日本をはじめ外国企業が多い街ですから、地方空港と言ってもサブハブ的な立地ですが。
となるとベルリンからの直航便開設の期待も高まるかな? 日本からベルリンに進出している企業は多くはないのでちょっと無理か。それでもベルリンをサブハブとするような後背地の発展に期待します。

2011年10月14日金曜日

Boeing 787でベルリンへ/からの新ルートに期待

全日空へのボーイング787納入で、来年から羽田 - フランクフルト線が開設されるとの報道がありました。ベルリンと日本の直行便再開を期待していた私にはがっかりだったのですが、ボーイング787で新ルート開設の機運が高まったのは事実。

この、運航コストの低さを長所とする中型機によって、これまでになかったようなルートが開設されるかもしれません。私が期待するのは、直行便でなくとも、ドイツ以東の中部ヨーロッパからのルート。これまでベルリン以東の空港を経由して日本へとなると、経由地まで飛ぶことによって明らかに日本に近づくのはヘルシンキかモスクワくらいしかありませんでした。あとは、ほとんど近づかないが遠回りにはならない空港としてはコペンハーゲンとウィーンくらい? イスタンブールもオリエントの入口ですが、こちらは南に迂回することになりますので、日本へはかえって遠くなるかも。

これから日本への直行便を開設しそうな中部ヨーロッパの航空会社というとLOTポーランド航空が最有力候補でしょうか。なんといってもボーイング787を来年春には受領し、日本への乗り入れも許可が出ているそうですから。

ベルリンからワルシャワに飛んで、そこから東京へなんて路線ができれば、ベルリン - 東京はちょっと便利になりますね。心配なのは、ワルシャワの乗り継ぎで時間がかかるんじゃないか、ということ。西ヨーロッパのハブ空港だと巨大な空港でも1時間くらいで乗り継げることもありますが、これは多分に手荷物の荷役が自動化されていることによるのでしょう。ワルシャワの空港にそういうシステムが導入されていないとなると、折角ショートカットのルートができても、乗り換えで時間を取られてしまって、全体ではかえって時間がかかってしまったなんてこともあるかもしれません。

それともう一つ気になるのがLOTの787の座席配置。私が乗るであろうエコノミークラスは、全日空は2-4-2の横8列なのに、ポーランド航空はどうも3-3-3の横9列らしい。ちょっときついかもしれません。

いずれにしても来年春のお楽しみです。

2011年10月9日日曜日

スペルト小麦を使った白パン

スペルト小麦のことをドイツ語でDinkelと言いますが、近所のBioスーパーにスペルト小麦の強力粉630番がありましたので、それを使って白パンを焼いてみました。

これまで使ってきたスペルト小麦は全粒粉です。これもいい味なのですが、これでは白パンは焼けません。普通のスーパーで売られているスペルト小麦は皆全粒粉でした。

スペルトの630番は、性質が通常小麦の550番によく似ていて、前に550番で白パンを焼いたときのレシピがそのまま使えました。

焼き上がり具合はこんな感じです。


我ながら大成功。切ったときに上る湯気香りをお届けできないのが残念。

2011年10月2日日曜日

ベルリン大環状線を行く -(1)南リング

久しぶりに乗り物ネタです。

「統一の日」を明日に控えた10月2日(日)、ベルリンを囲む大環状線に乗ってきました。ベルリンには市の中心部にSバーンの環状線がありますが、今日紹介する大環状線はベルリンの郊外をぐるっと囲む路線で貨物列車の迂回路です。東京でいえば武蔵野線のような存在。

今日はその大環状線の南の部分、ドイツ語で言うところのSüdringに乗ってきました。



まず向かったのは、ユネスコ世界遺産で有名なポツダム。ベルリンからだと今はS7という通勤電車で行けます。10分間隔で運航しているのでとても便利です。1990年に私が初めてベルリンに来たときは、まだこの路線はポツダムに通じておらず、Wannseeという途中までしか行っていませんでした。そこからポツダムは直ぐなのですが、当時は壁が崩壊したばかりで交通機関が整っていないようでした。当時の『地中の歩き方』には、ベルリンからポツダムに鉄道で行くには、市の南東に位置するシェーネフェルト空港まで行って、今日これから紹介する環状線でポツダムに行けと説明されていました。そうなると非常に遠回りになります。



ポツダム中央駅は、以前はPotsdam Stadtと言って、中央駅は別のところにあったようです。中央駅と言ってもただの乗り換えのための駅だったようでかなり郊外に位置していました。今の中央駅は市街地に近く、名実共に中央駅です。大改装の末にきれいな駅になりましたが、ドイツ鉄道の新幹線ICEのルートからは外れてしまいました。


上の写真はそのポツダム中央駅の正面玄関。左の塔は給水塔を改造したものでしょうか。

この駅から南リングの列車が出発します。


ホームに入っている赤い列車は、RB22の列車です。RBとはReginal-Bahn(レギョナルバーン)の略で、ローカル列車(鈍行)です。路線は電化されているのですが、この列車は気動車です。


車内はこんな感じ。固定式のクロスシートが並んでいます。車両は低床ですが、車両両端は一段高くなっています。ここのジッツ(座席)を占めることにしました。車内で退屈だったときのために山崎豊子『白い巨塔』を持って来ました。こちらはジッツ(ポスト)を巡る熾烈な争いが描かれています。


車窓から観たポツダムです。こんなふうに列車は湖沼地帯を通って東へと進みます。

普段はこの列車がシェーネフェルト空港まで直行するのですが、今日は工事のため途中からは代行バスです。乗り換えはエレベーターもスロープもない田舎駅で、空港へ向かうトランクを抱えた乗客には気の毒でした。私も一つはお手伝いしましたが、ドイツ人はかなり力持ちで、ご老人でも荷物を抱えて階段を登っていました。


バスに乗り換え、ポツダムから1時間あまりでシェーネフェルト空港駅に到着ですが、途中で建設中のBBIベルリン・ブランデンブルク国際空港のターミナルが見えました。


この空港は、シェーネフェルト空港を大拡張して出来上がる首都空港なのですが、今のところ日本への直行便開設の話は出ていません。この空港ができるとベルリンの空の玄関はこちらに集約されますが、ドイツの航空地図は直ぐには塗り替えられず、これまでと同様にフランクフルトミュンヘンがハブのままでしょう。ベルリンの空港もいずれはベルリンに留まらず、ドイツの空の表玄関になっていくことと期待していますが、いつのことになるか・・。開港、というよりも新装オープンは来年の6月です。

下の写真は、現シェーネフェルト空港駅。何とも東ドイツっぽいたたずまいです。将来は、空港駅は、空港の地下に移り、ターミナルに直結するようになりますので、こちらの駅舎は放っておかれているようです。



そして現在の空港ターミナルがこちら。


東西ドイツ統一後、ターミナルは増築されましたが、メインターミナルはほとんど当時のまま。完全に地方空港の規模で、金色の遮光ガラスが東ドイツの雰囲気を伝えています。市の中心部にあった東ドイツの議事堂もこんな感じでしたね。


ターミナル内はこんな感じです。かなり手狭。



送迎デッキに出てみると見慣れない塗装の小型機が・・。ベラルーシ航空のようですね。機種は何でしょうか。ヤコブレフでしょうか。いやチャレンジャーかな。
その他、ヨーロッパではおなじみのeasyJetなど、ローコストエアーが乗り入れています。


空港ターミナル内をうろついて、ビールでのどを潤し、空港駅から帰途につきました。ここからベルリン中央駅までは現在45分くらいですが、BBIができると連絡列車がショートカットで空港と中央駅を結ぶことになるようです。開港と同時に運行が開始できるかは微妙だと聞いていますが。

今日は天気もよく、楽しい散策になりました。

2011年8月27日土曜日

Heidelbeere(ブルーベリー)を使ったシンプルなケーキ

夏のドイツは、ベリー類が豊富です。ストローベリー、ブラックベリー、ラズベリー、そしてブルーベリー。苺以外のベリーは、日本ではなかなか手に入りませんが、ベルリンでなら入手できます。夏のケーキ作りでこれを使わない手はない。ちょうど友人にもらったブルーベリーがありましたので、これをネタに作ることにしました。
でもベリーを使ったケーキのレシピはどれも手が込んでいて私の技術ではおいそれとはできないものばかり。それでもやっとレシピを見つけました。
パンケーキの生地を練って型に広げ、その上からブルーベリーを埋め込んで焼き、上からデコレーションに粉砂糖をまぶすという至ってシンプルなもの。できは下の写真をご覧あれ!


味はというとブルーベリーの自然な酸味が口に心地よく広がって美味。ドイツの自然の恵みをシンプルに味わえます。

2011年8月23日火曜日

全日空、ベルリン直行便開設成らず

2011年8月23日のアサヒコムの記事によると、全日空が受領するボーイング787国際線への投入は、ヨーロッパへはまず来年1月の羽田-フランクフルトとなるとのこと。成田-フランクフルトの補完ということですね。運航コストの低い新中型機の投入で、ベルリン線が開設されるのではないかと願っていたのですが、まだ実現しないと言うことか。
といっても、ベルリンの受け皿である新空港、ベルリン・ブランデンブルク国際空港(BBI)は来年にならないとできないので、今年はまだというのなら納得。やはり飛行機と空港、両方そろってないと新航路の開設は、機未だ来たらず、ということになってしまいますね。来年を、そして全日空以外への787型機納入を待つことにしましょうか。

2011年8月2日火曜日

白パン

昔見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」の一場面。フランクフルトに出てきたいなかっぺぇのハイジが、クララの家で出された白パンを田舎のおばあさんにもって帰りたいと言って余分にもらうというシーン。
日本で食パンと言えば白いに決まっている時代の人間には、その白パンの有り難さなんて理解できませんでした。大人になって、ちょっとしゃれた店やパン屋で白くない普通のパンが売り出されると、そっちの方が給食で出てきたような白い食パンよりはずっと美味いし、値段もお高かったりして、ますます白パンの有り難さから遠ざってしまいました。
そして20世紀の末にベルリンに住み始めて、ドイツの黒いパンに囲まれ、白パンに郷愁を覚えたかと言うと、覚える前にドイツの色の濃いライ麦パンの味に慣れ、そっちの方が美味いと感じて、白パンの有り難みはやっぱりわかりませんでした。

白パンが希少でそれに憧れるというのは、田舎の食生活と都会のそれへの価値判断があって初めて成立する「偏見」! そして「ハイジ」と言う物語には、食生活に限らず、そんな偏見を意識にのぼせて、その偏見を克服するという要素がありますよね。白パンなんて・・。

しかし今回焼いた白パン・・・・・・・・・・・美味かった。

小麦550番を400グラムとライ麦100グラムに牛乳と水を入れて生地を作りました。一次発酵30分、型に入れて二次発酵15分、焼き時間で40分で出来上がり。焼き立てにはやはりバターがよく合う。



ハイジ! オメェの白パン食いてぇっていう気もつ、わかったずらぁ(どこの方言だ、いったい?)。ハイジは、スイスの出身なので、フランクフルトに出てきた娘はひどくなまったドイツ語を話していたはず。アニメーションでもハイジの言葉を方言で収録したら面白いと思うのですが。ちなみにドイツのテレビでスイス人がドイツ語をしゃべると、字幕がつきます。

2011年7月31日日曜日

苺のシュマントトルテ


ドイツのレシピ本を使って「苺のシュマントトルテ」を作りました。ドイツ語で書くとErdbeer-Schmand-Torteです。

小麦粉にButtermilchと卵を混ぜ、バニラ風味で焼いた生地の上に、Schmandでクリーム層を重ね、その上に苺を並べて最後にTortengussをオレンジジュースで溶いたゼリーで上からコーティングをかけて出来上がり。

Buttermilch、Schmand、Tortengussは、辞書によればそれぞれ(バター採取後の)脱脂乳、乳脂、フルーツパイ用のゼリーだそうです。前二者はスーパーマーケットでは冷温の乳製品のコーナーに、最後のものはケーキ類の棚にありました。ドイツの乳製品って随分といろいろなものがありますね。

味は、フレッシュな甘さに感動。今回はドイツ苺を使いましたが、その嫌みのない甘さにも驚きました。これまで苺の産地なんて意識していませんでしたが、やはり地産地消は美味しい。

苺の代わりに杏や桃も合いそう。このレシピは応用が利きそうです。

リンゴケーキを中心に焼くケーキはこれまで経験があったのですが、トルテ類は初めての体験でした。

2011年7月30日土曜日

LIFO Dallmayrコーヒー


タイトルのLIFOは、Last In First Out(後入先出)という簿記・会計用語。コーヒーはまだ古いストックがあったのに昨日買ったばかりのダルマイヤーコーヒーを開けたといことでこんなタイトルにしました。普通は古いのから呑んでいくFIFO(First In First Out)にしているのですが、今回はいつもは東京で暮らす女房が来ているので、美味しいダルマイヤーから先に開けたというわけです。

コーヒーは、スーパーの客寄せ商品になっているのか、ポスティングされるチラシに、よく安売り広告が載っていて、安いときに買っておきます。このダルマイヤーコーヒーの場合、ベルリンのうちの近所のスーパーでは、500 gの真空パックが通常は4.99ユーロですが、安売りになると3.50ユーロ以下のこともあり、ストックしておけばかなりの節約になります。

しかし今年は、なかなか例年通りには価格が下がりません。昨日買った写真のパックも500 gが3.99ユーロ。これでも安い方なので買っておきました。去年は3.29ユーロくらいまでは下がったんですけどね。

このコーヒー、日本でもデパートなどで売られているようですが、かなりのお値段だとか。写真のものは、このブランドではスタンダードなもので、ちょっと贅沢ですが日用品レベルです。ちなみにドイツのコーヒーはなかなか美味しいですよ。コーヒー豆って農産物ですが、呑めるコーヒーは既に半ば工業製品。管理とロースト、挽き方で味が決まってしまいますから。そして商品でもあって、豆の仕入がいいと、できも違います。ドイツのコーヒー消費は、日本よりも歴史が長いため、産地との繋がりもそれだけ長い付き合い。それが質のいいコーヒー豆の仕入を可能にしているのだとか。

ドイツのコーヒー、一度お試しあれ。