現在、ベルリンの空の「表玄関」となっているテーゲル空港は、今年6月2日で閉鎖されることになっています。市街地に近くこれ以上の拡張は難しく、また騒音や事故の危険を考えれば、この空港が限界に来ていることは確か。でも市街地に近接しているからこそ小さくまとまってアクセスが抜群に良いというのも事実。ベルリンは、かつて東ドイツの中に浮かんだ西ドイツの、西側世界の陸の孤島だったことから、ベルリンから西ドイツや外国に行くのに飛行機を使った人も多かったことでしょう。
私が、ドイツに来たのは東西ドイツ統一後の1998年なので、分裂時代のことは自分の体験ではありませんが、日本への一時帰国や旅行ではほとんどこの空港を使いました(ちなみに他は、テンペルホーフ空港が1回、6月から拡張されて新装オープンされることになっているシェーネフェルトが1回)。日本へはロンドン、パリ、アムステルダム、チューリッヒ、ミラノ、ウィーン、フランクフルト/マインを経由しますが、そこへ飛び立ち、また戻って来たのもこの空港です。
友達や恋人、女房、そしてお客さんを迎え、見送ったのもこの空港。ベルリンに住み始めて、まだ早く日本に帰りたいと思っていた頃、郷愁を感じて、何となく独り足を向けたのもここでした。
その慣れ親しんだこの空港がなくなってしまうのは、残念だし寂しいのですが、嘆いても詮無きこと。せめて写真で残して、ここに記録しておくことにします。
今回掲載するのは、3月末に帰国する女房を見送ったときに撮影したものです。
下の写真:
空港の正面玄関前、バスターミナルにて。
路線バスの他、観光客、団体客用のバス駐車場もここにあります。
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メインターミナルの最深部にはルフトハンザ専用のカウンターがあります。
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正面玄関からターミナルに入って直ぐのところ。奥には出発便、到着便の情報を示す掲示板が見えます。以前はその下に大きなインフォメーションがありましたが、撤去されてショップになりました。
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レッドバロンというカフェテリアの前からコンコースを見下ろします。
ターミナルが狭いので人がところ狭しと立ち、歩いています。ちょっと駅のようです。
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玄関の横にあった階段塔の上からターミナルの内側を見下ろします。内側はタクシー乗り場になっていて、カウンターの直ぐ前までタクシーで乗り付けるようになっています。タクシーから降りると直ぐにカウンターがあり、重いトランクを長く運ぶ必要がなく、非常に便利でした。
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メインターミナルと管制塔です。
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女房の乗ったKLM機。Boeing 737ファミリーとAirbus 320ファミリーは、この空港で最もよく目にした機種です。大きくてもフランクフルト線のAirbus 300や北米路線のBoeing 767くらいですね。そういえば、一度だけ英国航空のBoeing 747が、爆弾騒ぎで緊急着陸したことがありました。あとはアメリカ大統領を乗せたAirforce Oneも来ましたね。滑走路は二本あり、長い方は3000 mありましたので、ジャンボも離着陸できないことはなかったみたいですが、ハンドリングが困難だったのかもしれません。
テーゲル空港情報、すこし続けます。明日は、一時帰国でテーゲル空港を使います。もしかするとこれがこの空港を使う最後の機会かもしれません。
