前の冬と違っていることといえば、今は1時間歩いているということ。これが効いたのかどうかわからないが、暖房を入れなくても体の内が寒くないのだ。それとも情熱が寒気を寄せ付けないのだろうか(笑)。いずれにしても、このまま暖房を使わなければ、毎月の家賃の中に含まれている暖房費が清算されて返ってくるので懐が暖かくなることだけは確実だ。ちなみに暖房費込みの家賃を「ヴァルムミーテ(Warmmiete)」、直訳すれば「暖家賃」ということになるが、北国ドイツならではの表現だ。
今年は、夏が来ると私の在独期間が20年に達する。あっという間とも言えるが、長い気もする。日本人としてのメンタリティーもまだ消えてはいないが、だんだんドイツ人のような行動様式も身についてきた。私の血行を良くしている原因と思われる毎日の散歩、ウォーキングもドイツ人のお得意だ。1時間歩くと4キロメートルを少し超えるくらい。約1里というところか。
決まって歩くコースも幾つかあり、近所のリーツェンゼー公園もその一つだ。リーツェンゼーとは、ベルリンの西部を通るNeue Kantstraße(ノイエ・カント通り)の両側に広がる瓢箪形の湖だが、野鳥を観察するのも楽しい。鴨のほかに鷭(Teichhuhn)(?)、白鳥、鴛鴦(オシドリ)といった野鳥、湖に面した家で飼われている家鴨(アヒル)も見る。
白鳥はスター格だが、この冬は見かけない。その代わりにこのところ見かけなかった鴛鴦が姿を見せている。鴛鴦といえば仲の良い夫婦の代名詞にもなっているが、見かけるのは雄だけだ。もっとも雌は目立たない羽なので鴨の中に紛れているのかもしれないが。
デコイを思わせる鴛鴦の雄 |
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