今回の阿房列車は「統一号」と名付けた。「統一」とは東西ドイツの統一であり、ザクセン鉄道(北)とバイエルン鉄道(南)を結ぶ南北の統一、そして歴史的背景と現代を結ぶ「統一」でもある。
旅のルートは、ベルリンから早朝、夜行列車の尻尾に繋がるD-Zugに乗ってドレスデンへ、そこから旧ザクセン鉄道に乗ってかつてカールマルクスシュタット(Karl-Marx-Stadt)と呼ばれたケームニッツを経てバイエルン州の北端のホーフ(Hof)へ、そこからは、旧バイエルン鉄道に乗り継ぎニュルンベルクへと向かう。
このドレスデン - ホーフ - ニュルンベルクの路線は、Sachsen-Franken-Magistrale(ザクセン・フランケン幹線鉄道)と呼ばれるが、東西ドイツ統一後、ローカル線に過ぎなかった同区間を最高速度160 km/hの幹線にすべく整備されたもの。現在は、長距離列車、優等列車はなく再びローカル線化しているが、それがどんな感じなのか実際に確認してみたいという欲求がある。
帰路は、同じルートを避け、普通にニュルンベルクからライプツィヒを経てベルリンへと戻る。冬のことで、帰路では直ぐに日が暮れて景色を楽しむことはできないだろうから、あまり期待していない。
次のように乗り継ぐ切符を購入した。
往路:
ベルリン - ドレスデン D 60457列車(EN457 Phoenix)
ドレスデン - ホーフ RE 3782列車
ホーフ - ニュルンベルク IRE 3086列車
復路:
ニュルンベルク - ベルリン IC 1604列車
(つづく)
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