ますは、Malmöとトラーフェミュンデを結ぶ、砕氷能力もありそうなフェリーの写真をネット上に見つけましたので紹介します。
http://www.skandinavische-reiseagentur.com/finnland/finnlines/nordoe_link/travemuende-malmoe.htm
コンテナ船の一部を客室にしたような露骨な貨客船です。日本でも沖縄辺りにこういう船容のフェリーがあったと思いますが、ここまで半分貨物船、半分客船という船は少ないのではないでしょうか。バルト海には結構このタイプの貨客船があるようなんですけどね。
さてベルリン - サスニッツ - Trelleborg - Malmö - トラーフェミュンデという旅を計画したのですが、このルート私にはちょっと問題がありそうです。
私は鉄道、バス、船という公共の交通機関を使って旅行しようと思っているのですが、バルト海に浮かぶドイツの島リューゲン島のサスニッツからスウェーデンのTrelleborgに渡るフェリーに乗るのにどうしてもフェリー港に行く公共の交通機関が見当たらないのです。
このサスニッツとTrelleborgを結ぶ航路は、Königslinie(参考:http://de.wikipedia.org/wiki/Königslinie)(王のライン)とも呼ばれる伝統ある連絡航路で、今でも貨車輸送の他にごくわずかですが旅客列車の鉄道連絡船にもなっているのですが、公共交通機関で港にたどり着く手段がありません(少なくとも今の段階では見つかっていません)。
鉄道連絡船なら鉄道は?とお考えの方がいるかもしれませんが、サスニッツ・ムルカン港(http://www.faehrhafen-sassnitz.de/index-fl.htm)は貨物が主体で旅客用の駅がないんです。前回、ロストックからデンマークの岸まで行ったときも徒歩による旅客はごくわずかだったように、ヨーロッパはモータリゼーションが進んでいて、自動車を利用しない旅客がフェリーに乗ると言うのはもう普通のことではなくなっているんですね。いくら公共性を重んずるヨーロッパの国でも、ごくごく例外的になってしまった利用者には配慮してくれません。
ドイツからバルト海を渡ってスウェーデンに行きたいのなら、そしてそれが公共交通機関でなければならないのなら、まずは飛行機ですね。あとは鉄道か長距離バスってことになりますが、この航路を使うものはあまりないようです。
それならどうしたら良いでしょうね。(つづく)
すごい!前から見るとコンテナ船・・・しかし横から見ると!
返信削除コンテナ船もフェリーも好きな私にはたまらない船です(笑)
横浜大桟橋に入港なんてしたら目立つでしょうね~!
フェリーターミナルといや日本でもあまり交通の便利な場所にはないですね。
すぐるさん、コメント有り難うございます。
返信削除そうなんです。半分コンテナ船! しかもこの船に乗れるんですよ。キャビンとレストランのあるれっきとした客船でもあるんです。乗ってみたいですよね。
そしてわかったことですが、やはり砕氷能力があります! 真冬のバルト海にはまだ未経験ですが、フィンランドなどバルト海の奥の方に行くとオホーツクのように港が氷で閉ざされることもあるようです。そんな中も砕氷能力のある船や、砕氷船の先導で客船や貨物船が航海するらしいです。