ご挨拶

乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。

2012年1月26日木曜日

Columbus 2

ドイツでもコスタ・コンコルディアの事故は大きく報道されています。10万トン超の大型船によるクルーズは、海に浮かぶ「大衆ツーリズム」なんて悪口を言われることがありますが、巨大船の投入で庶民にもクルーズが身近になったということは事実。

ハパク・ロイド社のColumbusは、Europaと比べるとお手頃な値段のクルーズを提供していましたが、船が替わってColumbus 2になったんですね。10万トン超なんてことはありませんが、大型化も果たしたようです。

これもバランスのとれた美しい船だと思いますが、旧Columbusの方が個人的には好きでした。


写真はベルリンの街角の広告塔より。

2012年1月7日土曜日

散歩の楽しみ

うちの近所にLietzenseeという湖がある。リーツェンゼーと発音するのかと思うが、リッツェンゼーと呼んでいる人もいる。私の理解では「リーツェン」なのでここでもリーツェンゼーと書いておく。
この湖は、湖畔の大部分が公園になっていて、そうでないところを含めて一周ぐるりと、ほとんど湖を眺めながら歩けるようになっている。普通に歩いて30分くらい。
仕事柄、朝から晩までずっと家にいることが多く、そうするとベルリンに住んでいるのか、どこにすいんでいるのかわからないくらいになってしまうので、雨でもない限り、寒くても一日一回は散歩に周囲を回ることにしている。だいたい反時計回り。

そういう人間は、私ばかりでなく、散歩好きで有名なドイツ人に囲まれて暮らしていれば、湖を一周するのを日課にしているご近所さんも少なからずいるようだ。私とは反対に時計回りに一周する人がいれば、30分のうちに二回顔を合わせることになり、お互いにそれを認識すると目で挨拶したりする。そういうことを繰り返していると、散歩の顔見知りができてくる。
中には私と行動パターンが似ているのか、頻繁にすれ違うご婦人がいて、昨日も湖畔ですれ違い、Schönes neues Jahr!(良き新年を)を年初の挨拶を交わした。すれ違うだけの散歩友達。
ご近所だろうということだけで、何をしている人なのか、どこに住んでいるのか、もちろん名前も知らない。すれ違うだけの仲。それもまた良し。

2012年1月4日水曜日

声に出して「パリの便座は使い捨て」

正月早々、便所の話題とは何事かとご立腹の方もおられましょうが、お気を鎮めて音の響きをお楽しみ下さい。さあ、声に出して「パリノベンザハツカイステ」! 七五調でリズミカルです。



写真の「便座無し便器」は、昨年12月にベルリン - パリ - 東京という経路で移動したときの復路のパリで見つけたもの。パリのシャルルドゴール空港は帰国のときによく使うのですが、え、いつからこうだった? わかりません。

撮影した場所は、ターミナルDの男性用トイレ。成田を夜に発つ便で早朝パリに着き、ベルリン行きの便が出るターミナルDに移動して入ったお手洗い。

空港のトイレでは、成田もそうですが、感染症防止のためなのか使い捨ての便座カバーが備わったものをよく見ますが、カバーはあくまでカバー。それがこのパリの便器のように、便器に便座がなく、使い捨てカバーを敷いて便座とせよというのにはいささか衝撃を受けました。

掃除の手間が省け、合理的と言えば合理的ですが、使い心地は極めて悪い。首都の国際空港と言えば、いわば国の玄関。国の威信をかけて整備するものというのはもう過去のことなんでしょうか。こんな使い捨て便座が出現しようとは。

そういえば、私がドイツに住み始めたばかりの頃、便座のない便器というのをよく見かけました。ベルリンの外国人局や駅のお手洗いなどがよくこのタイプだったのですが、当時、皆さんどうやって使っていらっしゃったのか、密室のことなので未だに不明。便座のない便器に座ってしまえば、触れた部分が汚れてしまうし、中腰で用を足すのはかなり危険!です。

そのうちそういう便器も見かけなくなり、いずれはなくなるのかと思っていましたら、空港で復活とは。確かに使い捨て便座が備わっていますが。

まだパリ以外の空港では見かけませんが、そのうち世界中に普及するのでしょうか。空の旅も身近になりました。ローコストエアーの出現で飛行機もますます安価な移動手段になりましたので、空港もバスターミナルとそう変わらなくなってきているのかもしれません。

2012年1月3日火曜日

スペルト(ディンケル)小麦を使ったバターロール

久しぶりにバターロールを焼きました。今回は、普通の強力粉550番ではなく、スペルト(ディンケル)小麦650番を使いました。

このところディンケル粉に凝っていて、ほとんど全粒粉のディンケルを使っています。全粒粉の値段はReweというスーパーで2ユーロ5セント。全粒はちょっと高めなのでそんなものかと諦めていました。

バターロールには、私の持っているレシピ本には強力粉550番を使って作れとありますが、ディンケル粉だと550番というものが見当たりませんので以前650番を使いました。この種類、近所のBioスーパーで見つけたのですが、値段がちょっと高く全粒粉と同じく2ユーロ超。

もう少し安いのはないのかと探していたところ、スーパーLidlに安いものがあるのを発見! ここなら1ユーロ前後です。Bioスーパーのものではないので、品質は保証の限りではありませんが、ディンケル粉自体に免疫を高める効果があるということなので妥協しました。

ディンケルの650番は、強力粉550番と挙動が似ているのはわかっていたのですが、バターロールに使ってみてやはりその通りでした。レシピは、強力粉を使ったときと同じで問題なし。

できは上出来。味も良し。

但しバターもたっぷりなので食べ過ぎに注意! 折角ディンケルで健康を意識しても食べ過ぎでメタボッチになってしまっては本末転倒です。