ご挨拶

乗り物好きを自任していましたが、このところ徒歩での旅行がマイブームです。

2010年11月3日水曜日

ノルウェーの郵便汽船で

ドイツにはKarstadtという百貨店チェーンがありますが、その旅行コーナーに行くと毎月特選の船旅のパンフレットが置かれています。

今月はノルウェーの郵便汽船Hurtigrutenを使ったクルーズが紹介されていました。


フィヨルド観光で有名なBergenから、スカンジナビア半島沿岸の入り江や島々をめぐって最果てのKirkenesまで6日間かけて北上する「クルーズ」です。

郵便汽船と言っても今の船は、一部を除いてクルーズ船の様相を呈しているのですが、そこは地元の住民の足であり、物資供給の命綱でもある貨客船のこと、最新鋭のきらびやかなクルーズ船とはちょっと違います。設備はずっと充実していますが、東海汽船や小笠原海運のような雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。

そういえば、私の友人の知り合いが、このクルーズに参加したそうです。その人は「わざとらしい」「キッチュ」な贅沢クルーズではなくて本物の旅がしたいのよ、といってこの郵便汽船による旅を選んだんだそうです。

そういう「本物の航路」ですから、停泊はお客の乗り降りと荷物の積み降ろしが主な目的あり無名の小さな集落や島々を巡ることでしょうから、「クルーズ」を期待しているとがっかりなのかもしれませんが、実は結構人気のツアーのようですよ。

そして実は私も憧れています。まさに東海汽船?って感じの船も就航しています。それに乗ってみたい。